第76回ゴールデングローブ賞の授賞式が、1月6日[現地時間]に米カリフォルニア州のビバリーヒルトンで行われた。

昨年12月6日に発表されたノミネーションでは、『バイス』が最多6部門でノミネートされ、『女王陛下のお気に入り』『グリーンブック』『アリー/スター誕生』が5つのノミネートされた。

6日[現地時間]に行われた授賞式では、全受賞作品が発表され、『グリーンブック』が作品賞(ミュージカル/コメディ)と助演男優賞と脚本賞で最多となる3冠、『ボヘミアン・ラプソディ』が作品賞(ドラマ)と主演男優賞(ドラマ)、『ROMA/ローマ』が監督賞と外国語映画賞で、それぞれ2冠となった。また、外国語映画にノミネートされていた是枝裕和監督『万引き家族』の受賞はならなかった。

映画部門

作品賞(ドラマ)
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
 『ボヘミアン・ラプソディ』
『ビール・ストリートの恋人たち』
『アリー/スター誕生』
主演女優賞(ドラマ)
 グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』
レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
ニコール・キッドマン『Destroyer(原題)』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
ロザムンド・パイク『A Private War(原題)』
主演男優賞(ドラマ)
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ルーカス・ヘッジズ『ある少年の告白』
 ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
ジョン・デヴィッド・ワシントン『ブラック・クランズマン』
作品賞(ミュージカル/コメディ)
『クレイジー・リッチ!』
『女王陛下のお気に入り』
 『グリーンブック』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『バイス』
主演女優賞(ミュージカル/コメディ)
エミリー・ブラント『メリー・ポピンズ リターンズ』
 オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
エルシー・フィッシャー『Eighth Grade(原題)』
シャーリーズ・セロン『タリーと私の秘密の時間』
コンスタンス・ウー『クレイジー・リッチ!』
主演男優賞(ミュージカル/コメディ)
 クリスチャン・ベール『バイス』
リン=マニュエル・ミランダ『メリー・ポピンズ リターンズ』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
ロバート・レッドフォード『The Old Man & the Gun(原題)』
ジョン・C・ライリー『Stan & Ollie(原題)』
助演女優賞
エイミー・アダムス『バイス』
クレア・フォイ『ファースト・マン』
 レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
助演男優賞
 マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』
ティモシー・シャラメ『ビューティフル・ボーイ』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?(原題)』
サム・ロックウェル『バイス』
監督賞
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
 アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
ピーター・ファレリー『グリーンブック』
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
アダム・マッケイ『バイス』
脚本賞
アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
 ニック・バレロンガ、ブライアン・クリー、ピーター・ファレリー『グリーンブック』
デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』
バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』
アダム・マッケイ『バイス』
作曲賞
マルコ・ベルトラミ『クワイエット・プレイス』
アレクサンドル・デスプラ『犬ヶ島』
ルドウィグ・ゴランソン『ブラックパンサー』
 ジャスティン・ハーウィッツ『ファースト・マン』
マーク・シャイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』
主題歌賞
「オール・ザ・スターズ」『ブラックパンサー』
「Girl in the Movies」『Dumplin'(原題)』
「Requiem for a Private War」『A Private War(原題)』
「Revelation」『ある少年の告白』
 「シャロウ ~『アリー/スター誕生』愛のうた」『アリー/スター誕生』
アニメーション映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
 『スパイダーマン:スパイダーバース』
外国語映画賞
『Capernaum(原題)』(レバノン)
『Girl(原題)』(ベルギー)
『Never Look Away(原題)』(ドイツ)
 『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)