松重豊初主演映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

原作は作家・ヒキタクニオが自らの体験を基に、“男の妊活”を真正面から描きながらも、ユーモアあふれる語り口で展開される本作は大きな話題を呼んだエッセイ(光文社刊)。主人公・ヒキタさんを松重豊、ヒキタと二回り近い年下の妻・サチを北川景子が演じる。さらにヒキタ夫婦を取り巻く人々に、ヒキタの担当編集者・杉浦を濱田岳、サチの厳格な父親・和夫を伊東四朗、ヒキタ夫妻の主治医・桑島を山中崇が演じ、細川徹監督が困難が立ちはだかっても、明るく前向きに乗り越えていくヒキタ夫妻の姿をユーモアを交えながら抒情的に描き出す。

49歳の作家・ヒキタクニオ(松重豊)は、一回り以上年が離れた妻・サチ(北川景子)と仲良く楽しい毎日を過ごしている。子どもは作らずに2人だけでやっていこうと思っていたヒキタとサチの幸せな日常が描かれる中、ある日、サチから飛び出した「ヒキタさんの子どもに会いたい」という一言がきっかけで、ヒキタの生活は一変。医師からの「精子の8割は動いていない」という衝撃の宣告を受け、ヒキタの身に起こっている現実が、解禁された予告映像で明らかになっている。

健康な精子を取り戻すため、「禁酒」や「運動」はもちろん、様々な情報を基に「桃缶を食べる」ことや「断食」、さらには「墓参りに行く」など、“男の妊活”がスタートする。「やれることは全部やる!!」と奮闘するヒキタの姿とは裏腹に、なかなか結果に現れない中で語られる、「子どもが普通に生まれることだけで、神様が担当するくらいの奇跡なのだ」というセリフに思わず心揺さぶられる。

ほかにも父親からの強い反対に遭うサチが「ヒキタさんとだから頑張ってるの!」と力強い言葉を放つシーン、悔しさとともに自身を殴りつけるヒキタの姿など、“妊活”を通して確かめられる夫婦の愛に、きっと多くの“感動”が待っているだろうとますます期待は高まるばかりだ。

予告編

映画『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』は2019年10月4日(金)より全国で公開!
脚本・監督:細川徹
原作:ヒキタクニオ「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」(光文社刊) 
出演:松重豊、北川景子、山中崇、濱田岳、伊東四朗
配給:東急レクリエーション
©2019「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」製作委員会