現代ロシアの伝説的作家セルゲイ・ドヴラートフの半生に迫る『DOVLATOV(原題)』が『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』の邦題で4月より公開されることが決定した。

厳しい環境下であえぎつつも、精彩を放ち続けた作家・ドヴラートフの人生における6日間を追った本作。『神々のたそがれ』アレクセイ・ゲルマンを父に持つ、アレクセイ・ゲルマン・ジュニアが、20世紀で最も輝かしいロシア人作家の一人、セルゲイ・ドヴラートフの激動の半生を追う。ベルリン映画祭にて芸術貢献賞で銀熊賞を、ベルリーナー・モルゲンポスト紙読者賞を受賞。劇中では街並みやインテリア、ファッションから小物に至るまで徹底した再現でブレジネフ時代の光と闇をリアルに描き出している。国内外でも話題となり英語圏とスカンジナビアでの配給権を、Netflixが獲得した。

ドヴラートフ役はセルビア人俳優ミラン・マリッチ。『ヴァンパイア・アカデミー』のダニーラ・コズロフスキー、『裏切りのサーカス』、『ウルヴァリン: SAMURAI』のスヴェトラーナ・ホドチェンコワ、『裁かれるは善人のみ』のエレナ・リャドワなどロシア国内外で活躍する実力派俳優が華を添え、撮影は『ゴッホ~最期の手紙~』や、『イーダ』でアカデミー賞撮影賞にノミネートされたウカシュ・ジャルが担当する。近代ロシア文学を代表するプーシキン、ドストエフスキー、チェーホフや、さらに同時代に活躍したカフカ、カンディンスキー、ヘミングウェイなど著名な芸術家たちや彼らのエピソードが登場し物語を彩る。

1971年のソビエト・レニングラード(現サンクトペテルブルク)にカメラを据え、ジャーナリストとして働きながら文筆活動にいそしんだ日々から切り取られた6日間に迫る。「雪解け」と呼ばれ言論に自由の風が吹いた社会に再び抑圧的な「凍てつき」の空気に満ち始めた時代。主人公ドヴラートフを始め、のちにノーベル賞を受賞する詩人ヨシフ・ブロツキーら若き芸術家や活動家たちのひたむきな生が描かれる。

映画『ドヴラートフ レニングラードの作家たち』は2020年4月25日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開!
監督:アレクセイ・ゲルマン・ジュニア
出演:ミラン・マリッチ ダニーラ・コズロフスキー スヴェトラーナ・ホドチェンコワ エレナ・リャドワ
配給:太秦
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