『事故物件 恐い間取り』の大ヒット記念!特別ティーチインイベントが9月23日(水)に新宿ピカデリーで行われ、中田秀夫監督、原作者の松原タニシが登壇した。

大ヒットしている本作に「僕は新宿ピカデリーで最初に観てから5回劇場で観ているのですが、上映後皆さんの後をこっそりついて行ったりするのですが、その中でのベストオブ感想が“私、今日もう帰れない”っていうものでした。僕は握手を求めたかったんですけど(笑)本当は“監督ですけど”って言って詳しく聞きたかったですね」と中田監督、松原も「僕も4回見ているんですが、亀梨さんの細かすぎる演技力に脱帽させられています。みなさん映画を見て家に帰ったら電気がつかなかったり、夜中に家族がソファに自分がいたと思ったら、その自分が消えた、とか怪奇現象も楽しそうにツイートしてもらえているようですね。今日も何か起こったらいいなと思います」とコメントした。

劇中に登場する4軒の物件の中で、“1番お気に入りの部屋”を尋ねられると、「自分が実際に住んだのはどれも好きじゃないんですけど(笑)、劇中では3軒目が好きなんですよね。初めて僕が3軒目の部屋に入居した時に、ロフトを登って大の字になるってことをしたんですけど、ヤマメが本当に同じことをしているんですよ。あんなに事故物件のハシゴ嬉しそうに登って大の字になるやつ、ヤバイですよね(笑)しかも、あのインターホンが鳴って、梓に会いにいくタニシを演じた亀梨さんの顔。本当に亀梨さんすごいですよね。オーラ消しすぎてマイナスに行ってましたよね。(笑) 」と答えた松原。

「一番勘弁して欲しいと思った物件は?」という観客からの質問に松原が「一番は7軒目の大阪の物件なんですが、何にも起きなかったんですよね(笑)でも実際に嫌だなって思ったのは4軒目の物件で、入った瞬間にぶっ倒れたので、入れなかったですね。もし実際に入っていたら、4軒目の『ハリー・ポッター』は起こっていたかもしれません(笑)」と答え、会場を沸かせた。4軒目の撮影秘話として、撮影時に“見えていないはずのもの”はすでにスタンバイしており、亀梨には見えている状況で撮影したことが明かされた。「僕は色々なところから出てきた方が面白いと思ったので、僕が亀梨さんに挑戦状叩きつけているんですよね」という中田監督に会場からも驚きの声が上がった。

天井から登場する亡霊に関して中田監督からは「天井のサラリーマンの方は特殊な動きができる方なのですが、設定として、リーマンショックで破綻して、なけなしのお金を守りたくて、時々天井裏から出てきて、金銭的な亡者になってしまったという設定がありました。」という驚きの設定も明らかに。

イベントでは、4DXとMX4Dでの上映が決定したことが発表され、会場からは大きな拍手が寄せられた。先駆けて「試乗」した中田監督は「初めチョロチョロなんですが、これはなかなか珍しいのですが、お化けの気持ちにも(4DX /MX4Dの)動きがついているんですよね。そして4軒目はすごいことになります。『ハリー・ポッター』や『アベンジャーズ』も受けて立ってやる、という体験です。つい先ほどMX4Dも試乗して、動きもディレクションしたのですが、たくさん注文してきました。子供心を持った、いや“タニシ心”を持った大人はみなさん楽しめます!」と断言し、会場を盛り上げた。

最後に松原が「4週間でこれだけの方に見ていただけて、本当に感謝いたします。その上で、4DX、MX4Dも始まるということで、五感を使って楽しめるということで、ぜひ六感“シックス・センス”も使っていたければ、いよいよ事故物件完成ですので、ぜひ使ってみてください!」、中田監督は「前夜祭の時に、怖かったら周りの方にお伝えしてくださいという話をして、口コミ及びSNS等で映画が多くの方に、広く、楽しんでいただけて、映画業界も困難な状況なわけですが、徐々に日本のエンタメも楽しんでいただけるのが嬉しく思います」とコメントした。

4DX・MX4D版上映詳細

公開日:2020年10月2日(金)~
※上映開始時間は劇場により異なる。
チケット販売:9月23日(水)24:00(=24日(木)0:00)以降順次販売
入場料金:劇場設定通常料金+4D追加料金
※その他料金の詳細につきましては各劇場サイトにて。    
※本上映の詳細は 公式サイトニュースページにて。

<事故物件住みます芸人>として活動する松原タニシの実体験によるベストセラーノンフィクションを映画化した本作。物語は、売れない芸人・山野ヤマメがプロデューサーから「テレビに出してやるから事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた事故物件に住むところから始まる。1軒目の部屋で撮影された映像の中には白い“何か”が映っていたり、音声が乱れたり・・・。事故物件を転々としていくヤマメを待つ“最恐”の事故物件とは—。主演は亀梨和也。監督を務めるのは、『リング』(98)で日本映画界のホラーブームを牽引、『スマホを落としただけなのに』(18)の大ヒットも記憶に新しいホラー映画の巨匠・中田秀夫監督。脇を固めるのは奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、木下ほうか、MEGUMI、真魚、瀧川英次、宇野祥平、高田純次、小手伸也ら豪華俳優陣に加え、有野晋哉・濱口優・団長安田・クロちゃんをはじめとした松竹芸能の芸人が多数出演。

映画『事故物件 恐い間取り』は全国で公開中!
監督:中田秀夫
出演:亀梨和也、奈緒、瀬戸康史、江口のりこ、MEGUMI、真魚、瀧川英次、木下ほうか、加藤諒、坂口涼太郎、中田クルミ、団長安田、クロちゃん、バービー、宇野祥平、高田純次、小手伸也/有野晋哉・濱口優(友情出演)
配給:松竹
©2020「事故物件 恐い間取り」製作委員会