未公開の秘蔵映像で明かされる天才の光と影―『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』の本編映像が解禁された。

1984年、世界的な人気を誇るアルゼンチン出身のサッカー選手ディエゴ・マラドーナは、熱狂的な観客が集うイタリア南部の弱小チームSSCナポリに移籍。フィールドでは“神の手”、“5人抜き”でメキシコW杯優勝、“史上初”のセリエA優勝により、スーパースターとして崇め立てられたかと思いきや、プライベートではマフィアとの交際、愛人とのスキャンダル、コカインでの逮捕により、トラブルメーカーとして忌み嫌われてしまう。やがて、サッカーを愛するピュアな“ディエゴ”とマスコミを騒がせるダークな“マラドーナ”という、相反する二つの顔が浮かび上がる・・・。監督・製作総指揮を手掛けたのは、イギリスの俊英アシフ・カパディア。マラドーナ本人の完全なる協力を得て、500時間の未公開秘蔵映像を基に、栄光と転落を繰り返す天才の光と影が明かされる。

今回解禁となったのは、セリエA優勝を決めた試合後、ロッカールームにてチームメイトと共にシャンパンファイトで歓喜に沸くマラドーナの貴重な本編映像。全員で応援歌を大合唱する中、マラドーナはブルーノ・ジョルダーノとフェルナンド・デ・ナポリにインタビュー。マラドーナ自身も「ナポリに来た時、優勝すると思ってた?」と聞かれると、「ああ、バルセロナでは結果を残せなかった。コパ・デル・レイで優勝したが、だが、もし俺が・・・その・・・」と答えた所で、インタビュアーまでびしょ濡れになった様子を見て大爆笑。マラドーナの無邪気な素顔が垣間見える映像となっている。

当時のヒーローインタビューでは「まさに人生最高の瞬間だった。だって優勝の経験はこれまでもあるが、自国開催で優勝を経験していない。1978年のW杯では代表に選ばれなかったからね。だから今回が一番重要なんだ」と控えめに語り、当時を振り返るインタビューでは「ナポリにとってリーグ優勝はW杯優勝と同じだ。疑っていた者たちもこれで信じざるを得ない。俺が最高だとね」と誇らしげに語っている。

本編映像

映画『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』は2021年2月5日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャインほか全国で公開!
監督・製作総指揮:アシフ・カパディア
出演:ディエゴ・マラドーナ ほか
配給:ツイン 
©2019 Scudetto Pictures Limited