松村北斗(SixTONES)×森七菜W主演映画『ライアー×ライアー』の耶雲哉治監督が、“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に初登場した。

恋愛経験ゼロの地味系女子大生・湊(森七菜)は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透(松村北斗)と同居中。超無愛想だけどイケメンで女癖の悪い透が原因で2人の仲はギクシャク。ある日、親友・真樹の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出た湊は、偶然にも透に遭遇―。湊はとっさに別人の“JK・みな”だとウソをつき、それを信じた透は“みな”に、まさかの猛アプローチ。健気で一途な透の姿に真実を言いづらくなった湊は、 “みな”として透と付き合うことに。そんな時、大学のサークル交流会で再会した幼馴染の烏丸にも告白されて―。原作は金田一蓮十郎の大人気コミック「ライアー×ライアー」(講談社「KCデザート」刊)。

“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に初登場した耶雲哉治監督は、MCを担当した文筆家・折田侑駿と、企画の成り立ちや、主演二人の魅力についてトークを展開した。少女マンガを原作とした映画作品が大好きだという折田は、これまでにこの手の作品を数多く鑑賞してきたらしい。本作の企画の経緯にも興味津々だ。そんな折田に監督は、「本作の田辺圭吾プロデューサーは、過去に『坂道のアポロン』を製作されています。あの作品で松村北斗くんと出会ったようで、“芝居”というものについて、彼といろいろとお話をしていたらしいんです。そこで、『松村北斗という俳優を主演にして、何か企画を立てられないか?』というところから動き出した企画です」と本作の成り立ちを語る。

さらに、「そこで挙がってきたのが、『ライアー×ライアー』の実写化。本作の透役は、松村くんのパーソナリティと重なる部分がありますし、この役って難しいと思うんです。湊と“みな”の前では演じ分ける必要があって、“一人二役”的なところがある。彼の芝居への前向きな姿勢は、こういったハードルも超えられるのではないかということで、“『ライアー×ライアー』と松村北斗”の組み合わせが決まりました」と続ける耶雲監督。これが決まった時点で、監督には声がかかったようだ。

「映画化に向けて、どのようにストーリーを作っていくかということを考えていく中で、森七菜さんのキャスティングが決まりました。彼女にもピッタリな役ですよね。企画の立ち上がりから脚本制作の過程には2年ほどの時間を要していますが、いざ『やるぞ』となってからは、いろんなことがトントン拍子で進んでいきましたね。昨年の夏に撮影したので、大変な中でのこととなりましたが、思いのほか上手くいきました」と本作の製作過程を振り返る耶雲監督。運やタイミングなど、さまざまなものに恵まれて誕生した作品のようだ。

そんな耶雲監督は、2014年に『百瀬、こっちを向いて。』で長編映画監督デビュー。その後、『暗黒女子』や『映画刀剣乱舞 -継承-』などの映画作品を手がける一方で、「NO MORE 映画泥棒」をはじめとする数多くのCM作品の演出を手がけてきた。この収録回では、映画の領域とCMの領域を横断する監督ならではの手腕にも言及。それぞれの活動がそれぞれの活動に、良い影響を与え合っているようだ。

「活弁シネマ倶楽部」『ライアー×ライアー』耶雲哉治監督

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映画『ライアー×ライアー』は全国で公開中!
監督:耶雲哉治
出演:松村北斗(SixTONES)、森七菜/小関裕太、堀田真由、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)/板橋駿谷、竹井亮介・相田翔子
配給:アスミック・エース
© 2021『ライアー×ライアー』製作委員会 ©金田一蓮十郎/講談社