欧州連合(EU)加盟国の話題作を紹介する映画祭『EUフィルムデーズ2021』のラインナップをまとめた予告編が解禁され、併せて東京での開催が延期されることが決定した。

「映画で旅するヨーロッパ」をテーマに、日本初公開作品や見逃してしまった近作など、欧州連合(EU)加盟国の映画を一挙に紹介する映画祭『EUフィルムデーズ』。19回目を迎える本年は、東京・国立映画アーカイブ、京都・京都文化博物館、そしてオンラインで開催される。

今回、緊急事態宣言発令による休館のため、東京・国立映画アーカイブでの開催期間が延期となった。新たな会期は決まり次第、 EUフィルムデーズ2021公式サイトにて発表される。オンラインは予定通り5月28日(金)から開催、京都文化博物館では6月17日(木)から開催される予定。オンラインでは8作品の日本未公開作品(英字幕のみ)が追加される。

併せて、『EUフィルムデーズ2021』の上映作品の見どころをまとめた予告編が解禁された。本年のラインナップには日本初公開が14作品。7月に劇場公開される『アウシュビッツ・レポート』のベテル・ベブヤク監督による、犯罪の深みにはまっていくギャング団のボスを描いた『境界線』(英題:The Line/スロヴァキア)や、福祉制度が衰退しているスウェーデンでの若者の苦悩を赤裸々に映し出す『ゴリアテ』(英題:Goliath/スウェーデン)などスリラーの秀作を日本初上映。

また、『ユニコーンを追え』(英題:Chasing Unicorns/エストニア)は、イーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグに触発され起業の夢を追いかける女性の実話に基づいた物語。その他、魅力的なラインナップ全27プログラム(オンライン限定8作品を除く)が揃っている。

予告編

『EUフィルムデーズ2021』開催概要

【東京】
期間:未定(※決まり次第公式サイトで発表)
会場:国立映画アーカイブ
料金:一般 520円/高校・大学生・65歳以上 310円/小・中学生 100円/障害者(付添者は原則1名まで)・キャンパスメンバーズ 無料(別途手数料がかかる)
Pコード:551-475 URL: https://w.pia.jp/t/eufilmdays-2021
※前売指定席券のみ販売。館内でのチケットの販売は行われない。
※障害者(付添者は原則1人まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズも前売指定席券の購入が必要
チケット発売日:未定(※決まり次第公式サイトで発表)

【京都】
期間:6月17日(木)~7月4日(日)
会場:京都文化博物館
料金:一般 500円/大学生 400円/高校生以下 無料(総合展示入場料で鑑賞可)
※当日販売のみ

【オンライン】
期間:5月28日(金)~6月25日(金)
料金:無料(各作品視聴は先着400人まで)
 EUフィルムデーズ2021公式サイトの視聴ページにて視聴が可能