巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が伝説のミュージカルを映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』の予告編が解禁された。

物語の舞台は1950年代のニューヨーク──マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーのトニーは、対立するシャークスのリーダーの妹マリアと出会い、一瞬で惹かれあう。ふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。

今回解禁された予告編は、物語の舞台であるニューヨークの街並みから始まる。敵対するチーム、ジェッツとシャークスの一触即発の対面シーンはもちろん、ジェット団の元リーダー・トニーとシャーク団のリーダーの妹・マリアがダンスホールで出会うシーンなど物語を代表する場面も健在。予告編の中で流れる名曲「Somewhere」は、そんな異なる立場の者同士が手を取り合うことができるのか?という本作のテーマが反映されていて、対立するグループの中で惹かれ合う2人の主人公にもきっと安らげる居場所があるはずという想いが込められている。その他ミュージカルらしい華やかで躍動感のあるダンスシーンも垣間見え、スピルバーグ監督が紡ぐ新たな『ウエスト・サイド・ストーリー』に期待が高まる映像となっている。

1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」は、翌年にトニー賞2部門に輝き、1961年には映画化され作品賞含むアカデミー賞10部門を受賞。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をベースにした物語にこめられた“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という問いかけは、不朽の名曲とセンセーショナルなダンスと共に世界中を空前の感動で包み込んだ。そんな伝説の作品を自身の手で映画化する事を長年夢見ていたというスティーブン・スピルバーグ監督。本作は、名匠スピルバーグ監督にとって初のミュージカル映画となる。

主人公トニー役を務めるのは『ベイビー・ドライバー』で注目を浴びたアンセル・エルゴート。また、トニーと恋に落ちるマリア役には、3万人のオーディションから新人レイチェル・ゼグラーが大抜擢された。さらに、1961年の映画版でシャークスのリーダーの恋人・アニータを演じてアカデミー助演女優賞を受賞した女優リタ・モレノもトニーの良き理解者として出演。誰もが知るナンバーに乗せて描かれる、躍動感あふれるダンスシーンに心が躍り、夢を追いかける“今”を生きた若者たちの禁断のラブストーリーが胸に熱く響く。時代を超えて世界中で愛されている史上最高のミュージカル・エンターテインメントが、この冬ついにスクリーンに登場する。

予告編

映画『ウエスト・サイド・ストーリー』は2021年12月10日(金)より全国で公開!
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、リタ・モレノ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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