リーアム・ニーソン主演のアクション・エンタテインメント『マークスマン』のリーアム・ニーソン インタビュー映像が解禁された。

全米で2週連続のナンバーワンヒットを飛ばした本作『マークスマン』は、リーアム・ニーソンが“的中率100%の男”こと元海兵隊の腕利き狙撃兵を演じ、凶悪麻薬カルテルと対峙するアクション・エンタテインメント。ニーソン演じる主人公ジム・ハンソンは、麻薬カルテルの魔の手から逃れるため国境を越えてきたメキシコ人少年を助けたために、追われる身に。ジムは、少年の親戚が暮らすというシカゴに彼を送り届けるためにアメリカ横断の旅に出る羽目になるが、アメリカに不法侵入したカルテルは執拗に彼らを追撃する。果たしてジムは少年を無事シカゴに送り届けることができるのか―。

今回解禁されたリーアム・ニーソンのインタビュー映像では、麻薬カルテルから命を狙われる孤独なメキシコ人少年ミゲルを演じた11歳のジェイコブ・ペレスをリスペクトする様や、リアリティを追求するために読書でイメージトレーニングする役作り方法など、舞台裏がリーアムの口から語られている。

現在69歳のリーアムは、撮影当時11歳で本作が長編映画デビューとなるジェイコブ・ペレスについて「彼は経験が少ないが、表情が実にすばらしかった。瞳の奥に悲しみが宿っている。年齢に合わない経験を積んでいるように感じる。ジェイコブから多くのことを学んだよ。彼の意識がすばらしい。非常に感傷的なシーンに挑む時でも、落ち着き払っていた。実にありのまま演じていて演技してないかのようだった」と太鼓判を押す。

リーアムは長いキャリアの中でジェームズ・キャグニーによる「部屋に入ったら役に没入しありのまま話せ」、ロバート・デュヴァルによる「演技とは聞くこと」という格言を胸に演技を続けているという。しかし、ジェイコブに刺激を受けた結果「その経験を離れて、ただ彼の声に耳を傾けた。セリフがない場面も多かったから、なおさら言葉に集中した」とメソッドを変えて撮影に臨んだという。

アクション映画への出演が近年際立つリーアムが今回演じたのは、元凄腕狙撃兵のジム。戦争の英雄である一方、心に傷を抱えるナイーヴな男でもある。役作りについては「ただひたすらたくさん本を読んだ。戦争体験と向き合っている退役軍人の話だよ。忘れられた戦争である朝鮮戦争やベトナム戦争の軍人だ。有名なアメリカの狙撃手の話もいくつか読んでみたんだ。ベトナム戦争に参加した人だ。読んで感銘を受けた」と戦争に従事した人たちに関する書物を通してリアルなイメージを膨らませた。

監督のロバート・ロレンツは、長年にわたってクリント・イーストウッド監督作品に携わった弟子、として知られている。それだけに「脚本を読んでクリントが1980年代初期に撮りそうな映画だと感じたよ。ロバートの撮影スタンスもクリントに似ていた。とても落ち着いていて物静かだ。撮影中に重圧を感じなかった。クリントが監督の時もそうだ」とイーストウッドマインドを感じながらの撮影となったようだ。

インタビュー映像

『マークスマン』は2022年1月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開!
監督・脚本・製作:ロバート・ロレンツ
出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ウィニック、フアン・パブロ・ラバ、テレサ・ルイス、ジェイコブ・ペレス
配給:キノフィルムズ
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