『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ―再会―』の上映記念舞台挨拶が1月16日(日)に新宿ピカデリーで行われ、田中真弓、伊倉一恵、西村知道、神志那弘志監督が登壇した。

冒険ファンタジー作品『魔神英雄伝ワタル』シリーズの最新作『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』。1988年に『魔神英雄伝ワタル』が放送開始されたのち、1990年の『魔神英雄伝ワタル2』、1997年の『超魔神英雄伝ワタル』と次々に新作が放送され、昭和から平成そして令和へと、まさに時代を越えて愛されるシリーズとなった。2020年4月に配信開始され、主人公の戦部ワタルやその仲間たちの声を放送当時のキャストが引き続き出演することや、当時と変わらぬ楽曲が使用されたオープニング・エンディングなども話題になった。その特別編集版が1月7日から全国34館での3週間限定上映がされる。

舞台挨拶には、主役・戦部ワタルを演じた田中真弓、ワタルの“トモダチ”であり強い絆で結ばれている虎王と、その真の姿・翔龍子の二役を演じる伊倉一恵、ワタルの“師”として旅を共にする剣部シバラク役を演じた西村知道、そして監督を務めた神志那弘志が登壇。また、田中真弓&伊倉一恵が新録キャラクターデュエットソング 「Prism」を初披露。さらに、前日1月15日(土)に誕生日を迎えた田中真弓をサプライズでお祝いした。

大きな拍手に迎えられて登壇した田中は、1988年に放送開始された当初は「映画になるなんてなかった」と言い、今回の劇場上映を聞いて「本当にうれしかったです!」と感慨深げに振り返った。伊倉も「去年、新作を作るっていうだけでもびっくりしたんですけど、劇場版になって全国的に公開になると聞いてびっくりしました」と驚きを隠せない様子だったが、一方で「僕、劇場って聞いてなかった」と明かす西村は「30年以上経ってこういうことができるのは素敵なこと。みなさんが愛してくださっているおかげです」とファンに感謝の気持ちを口にした。

本作のタイトルにもなっている「再会」にちなんで、“もう一度再会したい人は?”という質問に「あの頃の私たちに再会したい」と答えた伊倉は「西村さんと毎週豚キムチを食べに行った」と思い出を振り返ると、西村も「僕もそう思う。若かったよー!」と笑顔で答えた。また、伊倉は「“元気でやってるよ”って話したいかな、みんなに会って」と感慨深げに語った。

イベントの終盤では、田中と伊倉がイメージソング「Prism」を生歌唱。すぐ近くで聞いていた西村は「最高だね、2人の歌を生で聞くなんて」と笑顔を見せた。

さらに、前日が67歳の誕生日だった田中にサプライズでケーキが用意され、「すみません」と恐縮しつつも「67歳になりました。ありがとうございます!あと3年で古稀でございます」と感謝の気持ちを口にしつつ、感極まって目には涙を浮かべていた。

伊倉からは「『ワタル』がこうやってできたのはみんな元気でいたからだよねってずっと思っていて。しばらくお姉さんついていきますので、元気でいてもらって。真弓ちゃんが元気でいてくれると私たちもなんとかたどり着こうという目標になるのでついていきますので元気でよろしくお願いします」と祝福の言葉を送った。

【写真・文/編集部】

『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ―再会―』は3週間限定上映中!
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