ジュブナイルSFの傑作小説をアニメ映画化した『夏へのトンネル、さよならの出口』の特報映像とティザーポスタービジュアルが解禁され、併せて公開日が9月9日(金)に決定した。

欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”。心に秘めた想いを抱え、不思議なトンネルに足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。監督を務めるのは映像表現に定評のあるアニメーション監督・田口智久、キャラクター原案・原作イラストを精緻でドラマティックなイラストレーションで知られるくっか、制作を『映画大好きポンポさん』(21)などを手がける新進気鋭の制作会社CLAPが担当するなど、次世代アニメーション界を担う注目のスタッフが集結。主人公・塔野カオルを鈴鹿央士、転校生・花城あんずを飯豊まりえがフレッシュに演じ、夏の終わりにふさわしい、エモーショナルで心に響く少年少女の成長物語が誕生した。

今回、30秒の特報映像とティザーポスタービジュアルが解禁された。。「ぼくは、あの夏の君を取り戻す」「これは二人だけの秘密」「この世界を捨てたっていいと思った」「今日から私たちの共同戦線が始まる」「このトンネルに私たちの願いを叶えてもらうために」―カオルとあんずの意味深なやり取りが重ねられ、“ウラシマトンネル”という文字が浮かび上がる…美しい映像とともに、“ウラシマトンネル”というキーワードで結ばれた二人の冒険の始まりが幻想的に綴られていく。タイトルにも入っている“ウラシマトンネル”とはいったい何なのか?カオルとあんずが叶えたい“願い”とは―。

特報映像

また、本作の劇伴を富貴晴美が担当することが発表された。ピアニスト・作曲家である富貴晴美は国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業後、NHK大河ドラマ「西郷どん」、連続テレビ小説「マッサン」、TVアニメ「ピアノの森」など30作品以上の音楽を担当。『わが母の記』(13)で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞し、16年『日本のいちばん長い日』(16)、『関ヶ原』(18)で3度の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞に輝くなど、今最も期待される若手実力派が美しいピアノ楽曲を書き下ろした。

富貴晴美(音楽)コメント

“ウラシマトンネル”があったら、私も塔野カオルと同じ選択をするだろう。
「最愛の人を取り戻したい」と共感した時、音楽が自然と頭の中で鳴り響いた。
作曲をしている間、塔野カオルになりきっていたのかもしれない。
夢中で音楽を書いていたので、ウラシマトンネルに入ったように、
数週間があっという間に感じた。それほど時間が経つのが早かった。
登場人物たちの繊細な気持ちを表現するために、ピアノを中心とした
繊細なオーケストレーションを目指しました。
映像美、音楽、全てにおいて幻想的なウラシマトンネルを体感しにきてください。

『夏へのトンネル、さよならの出口』は2022年9月9日(金)より全国で公開!
監督:田口智久
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ
配給:ポニーキャニオン
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会