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ジュブナイルSFの傑作小説をアニメ映画化した『夏へのトンネル、さよならの出口』の主題歌・挿⼊歌をシンガーソングライター・eillが担当することが決定した。

欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”。心に秘めた想いを抱え、不思議なトンネルに足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。監督を務めるのは映像表現に定評のあるアニメーション監督・田口智久、キャラクター原案・原作イラストを精緻でドラマティックなイラストレーションで知られるくっか、制作を『映画大好きポンポさん』(21)などを手がける新進気鋭の制作会社CLAPが担当するなど、次世代アニメーション界を担う注目のスタッフが集結。主人公・塔野カオルを鈴鹿央士、転校生・花城あんずを飯豊まりえがフレッシュに演じ、夏の終わりにふさわしい、エモーショナルで心に響く少年少女の成長物語が誕生した。

今回、eillが本作のために書き下ろした「フィナーレ。」が主題歌に、さらに挿入歌2曲を手がけることが決定した。

本作の主題歌を担当するのは、聴く人の人生に光を当てるエンパワーメントソングの名手として若年層から支持を集めているeill(エイル)。大人気TVアニメ『東京リベンジャーズ』のエンディング主題歌「ここで息をして」でメジャーデビューを飾り、続けてフジテレビ系月9ドラマ『ナイト・ドクター』、映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』、アクエリアスTV-CMといった話題作に立て続けに楽曲が採用されるなど快進撃を続けてきたシンガーソングライター。

本作のために書き下ろした主題歌「フィナーレ。」は劇場アニメの主題歌としては初の提供作品となっており、ひと夏の美しいストーリーと幻想的な映像に寄り添った楽曲となっている。これまで聴く人をポジティブで鼓舞させてくれるメッセージソングを数多く発表し続けてきた彼女が、満を持して書き下ろした壮大な愛を感じられる映画主題歌。そして劇中の印象的なシーンで使用されている挿入歌「プレロマンス」は、疾走感がありどこか懐かしくて儚い恋の始まりを感じさせる楽曲となっているのでそのシーンも見どころ。本編ではさらに2020年に発表し話題となった珠玉のバラード「片っぽ」がアコースティックバージョンで流れるなど、まさにeillの楽曲が本編を彩っている。

eill コメント

「夏へのトンネル、さよならの出口」の楽曲を担当させて頂きます。シンガーソングライターのeillです。
今回、オファーを頂いてから何度も原作を読み返して、主人公のふたりの心の中を覗きながら、日々を一緒に過ごして曲を作りました。
同じ時間を過ごすと、似てきたり、お互いのことがわかってくるように、ふたりの共同戦線は、どんどん深く、明確な絆に変わっていく。
そんな真っ直ぐなふたりが私はとても好きで、色褪せない愛を歌った主題歌を「フィナーレ。」と名付けました。
そして、なにか物語がはじまる前のトキメキを描いた挿入歌を「プレロマンス」と名付けました。
さらに過去曲の「片っぽ」も劇中歌として選んで頂けて、、本当に光栄です、、、。
楽曲では、海の音や原作に纏わる効果音、音楽で作れるワクワクを沢山!詰め込んだので、ぜひ楽しみにして頂けると嬉しいです!
私も、劇場で観れるのが待ち遠しいです。

田口智久(監督)コメント

「片っぽ」はまるでこの作品のためにあるような曲だと思いました。とても美しく儚い、誰も誰かを求めているというあまりに普遍的であり、個人的でもあるこの曲はまさに「夏へのトンネル、さよならの出口」であったように感じました。
「プレロマンス」は華やかにこの作品の色を強く引き立ててくれています。映画の彩度が、音楽によって一段も二段も引き上げられたように思います。青春の確かな輝きが音楽の力によってその輪郭を鮮明に浮かび上げてくれました。
主題歌としてある「フィナーレ。」は作品テーマのアンサーにもなっている曲だと感じています。きっと映画を見ていただければその意味が分かるかと思います。

八目迷(原作)コメント

初めて「フィナーレ。」を聴いたとき、なんてまっすぐなラブソングだろうと思いました。何かと不器用な主人公ふたりの、本当に望んでいた
ものが、この曲に秘められているんじゃないかな。そう思わせてくれる曲です。
そして挿入歌である「プレロマンス」も、夏の到来と淡いボーイミーツガールを感じさせてくれました。誰だって一度は、この曲に込められた
ドキドキを求めていたはず。夏の⻘空のような曇りのないロマンスを、ぜひ劇場で味わってください。

『夏へのトンネル、さよならの出口』は2022年9月9日(金)より全国で公開!
監督:田口智久
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ
配給:ポニーキャニオン
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会