ジュブナイルSFの傑作小説をアニメ映画化した『夏へのトンネル、さよならの出口』がプチョン国際アニメーション映画祭、Scotland Loves Animationに出品されることが決定し、併せて本編映像が解禁された。

欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”。心に秘めた想いを抱え、不思議なトンネルに足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。監督を務めるのは映像表現に定評のあるアニメーション監督・田口智久、キャラクター原案・原作イラストを精緻でドラマティックなイラストレーションで知られるくっか、制作を『映画大好きポンポさん』(21)などを手がける新進気鋭の制作会社CLAPが担当するなど、次世代アニメーション界を担う注目のスタッフが集結。主人公・塔野カオルを鈴鹿央士、転校生・花城あんずを飯豊まりえがフレッシュに演じ、夏の終わりにふさわしい、エモーショナルで心に響く少年少女の成長物語が誕生した。

今回、本作が「プチョン国際アニメーション映画祭」と「Scotland Loves Animation(スコットランド・ラブズ・アニメーション)」に出品されることが決定した。併せて田口智久監督と松尾亮一郎プロデューサー(CLAP)からコメントが到着した。

プチョン国際アニメーション映画祭は、20年以上にわたって韓国北部のプチョン(富川)で開催され、映画芸術科学アカデミー公認の毎年高い注目を集める、アジアを代表する国際アニメーション映画祭。6つのカテゴリのコンペティションがあり、本作は長編映画部門にノミネートされた。

Scotland Loves Animation(スコットランド・ラブズ・アニメーション)は、日本のアニメーションを積極的に取り上げる試みとして、2010年よりスコットランドの2大都市エディンバラとグラスゴーにて開催され、田口監督は『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(20)、松尾亮一郎プロデューサーは『映画大好きポンポさん』(21)に続く2作目の上映。

プチョン国際アニメーション映画祭

会期:10月21日(金)~10月25日(火)
部門:長編映画部門
公式サイト: こちら

Scotland Loves Animation(スコットランド・ラブズ・アニメーション)

会期:10月21日(金)~10月30日(日)
部門:コンペティション部門
公式サイト: こちら

田口智久(監督)コメント

日本の多くあるアニメーションの中からこの作品が選出された事がとても誇らしいです。
このアニメーションのために才能ある多くのクリエイターが参加し、作り上げてくれました。
日本だけでなく、多くの人たちに見てもらいですし、世界でどういうアニメーション映画として見られるのか・・・。
今とてもワクワクしています。
この作品が世界でもひまわりの花の様に強く美しく咲き誇る事が出来たならそれはとても幸せな事だと思います。

松尾亮一郎(プロデューサー)コメント

世界各地のアニメーション映画祭に選出されているとのこと、。
友人も多い韓国プチョン映画祭での上映とても光栄ですし、スコットランド・ラブズ・アニメーションは昨年CLAPで制作した『映画
大好きポンポさん』以来、2年連続で上映することができて大変感謝しております。
『夏へのトンネル、さよならの出口』は田口監督をはじめスタッフ各位と丁寧に作り上げた美しい青春映画です。
夏の終わりにぴったりの作品なので楽しんでいただけましたら嬉しく思います。
本作が日本とは違う文化圏の方々にどのように映るのかとても楽しみです。

併せて解禁された本編映像では、オレンジ色の紅葉が並び立つ幻想的で現実離れしたウラシマトンネルを検証するシーン。トンネルの中と外で時間の進み方が違うと気づいた2人は三連休を使って検証することに。トンネルの中にいられる時間は、たったの108秒。あっという間に時間が経ち、急いで引き返そうとするカオルの手を振りほどき、一心不乱に飛んできた紙を集めるあんず。彼女がどうしても置いていけなかった「欲しいもの」、そして心に秘めた想いとは…。

本編映像

※2022年10月10日(月)23:59までの期間限定公開

『夏へのトンネル、さよならの出口』は全国で公開中!
監督:田口智久
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ、畠中祐、小宮有紗、照井春佳、小山力也、小林星蘭
配給:ポニーキャニオン
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会