ジュブナイルSFの傑作小説をアニメ映画化した『夏へのトンネル、さよならの出口』の本編映像が解禁され、併せて第35回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門への出品が決定した。

欲しいものが手に入るという“ウラシマトンネル”。心に秘めた想いを抱え、不思議なトンネルに足を踏み入れた少年少女のひと夏の物語を描いた本作。監督を務めるのは映像表現に定評のあるアニメーション監督・田口智久、キャラクター原案・原作イラストを精緻でドラマティックなイラストレーションで知られるくっか、制作を『映画大好きポンポさん』(21)などを手がける新進気鋭の制作会社CLAPが担当するなど、次世代アニメーション界を担う注目のスタッフが集結。主人公・塔野カオルを鈴鹿央士、転校生・花城あんずを飯豊まりえがフレッシュに演じ、夏の終わりにふさわしい、エモーショナルで心に響く少年少女の成長物語が誕生した。

今回解禁された本編映像では、降りしきる雨のなか電車を待つホームでカオルとあんずが初めて出会う様子が描かれている。海を臨む駅のベンチに座り紙袋を大事そうに抱えるあんずに、思わず自分の持っていたビニール傘を貸そうとするカオル。後に物語の鍵となる要素がぎゅっと詰まった、まさに物語の“はじまり”を象徴するエモーショナルなシーンだ。“なんでも欲しいものが手に入る”というウラシマトンネルに2人が願った「欲しいもの」とは…。

本編映像

併せて、本作が10月24日(月)より開催される第35回東京国際映画祭のジャパニーズ・アニメーション部門に出品されることが決定した。2019年に新設され今年で4年目を迎えるジャパニーズ・アニメーション部門は、日本のアニメ・特撮を含む作品がラインナップされる。

『夏へのトンネル、さよならの出口』は全国で公開中!
監督:田口智久
声の出演:鈴鹿央士、飯豊まりえ、畠中祐、小宮有紗、照井春佳、小山力也、小林星蘭
配給:ポニーキャニオン
©2022 八目迷・小学館/映画『夏へのトンネル、さよならの出口』製作委員会