劇場版『からかい上手の高木さん』の公開記念舞台挨拶が6月11日(土)にTOHOシネマズ日比谷で行われ、高橋李依、梶裕貴、小原好美、小倉唯、落合福嗣、岡本信彦、主題歌アーティストの大原ゆい子、赤城博昭監督が登壇した。

「ゲッサン」(小学館)にて好評連載中、コミックスのシリーズ累計1,100万部を突破した山本崇一朗原作の青春コメディ『からかい上手の高木さん』。とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片が、高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう日常を描いた本作。

冒頭ではそれぞれが演じるキャラクターとして挨拶し、会場を盛り上げたキャスト陣。今回、4日(土)に行われた完成披露上映会で舞台挨拶に登壇した高橋や梶、そして大原と赤城監督だが、多くのキャストが本作でファンの前に立つのが初めてということで、梶は「久しぶりに揃うことができて嬉しいですし、控室の時から楽しかったです」と笑顔を見せた。

「(TVシリーズの)1期・2期・3期と続けてきているので、人間関係も学生なりに仲良くなってきている」という小原は「いろんな方々を丁寧に描いていただいている」と明かし、「人間味が溢れていて、3人娘のシーンで感じたことがないウルっと来てしまうシーンが結構」と劇場版での違いを語った。

また、小倉は「今までの月日とか3人の絆も改めて感じさせられました」と明かし、「画だったり音だったりで、3人の心情がここまで伝わってくるんだと感動しました」と本作についてコメントした。

お気に入りのシーンについては、“夏祭りのシーン”を挙げた落合、「蛍のシーンがお気に入り」という岡本は「いろんな表情が見れて、高木さんファンからしたらたまらない劇場版だったのかなと思いつつ、夏祭りのシーン」とコメントした。

「一番はエンディングの歌」という梶は「歌声と歌詞の内容とメロディと、1期からの彼らの思い出がよみがえっていく感じ」と感慨深げに振り返り、「グッとくると同時にもっと見ていたいなという気持ちもある思い。総じて良かったです。西片を演じられて幸せでした」と語った。高橋は「声になっていない、画の中でキャラクターたちの心情が見えるのにグッとくる。チームのみんなで高木さんの物語を作っていると思うと、みんなで生きた中3の夏だなと思います」と語った。

最後に梶は「先行上映会の時監督が『梶さんに西片を演じていただけて良かったです』という言葉をいただけて嬉しかったです。改めて僕もこの劇場版を見て、この作品が大好きだと感じました。キャラクターたち、世界観が大好きだなと思いました」とコメントし、「まだ中3の夏だから卒業するまでにね、やったらいいんじゃないかなと。どんな形でもいいからまた彼らの動いている姿を見たいと思いますし、原作を応援していけたらと思います」、高橋は「1期から続けてきた『高木さん』ですけど、本当に1期の1話一番最初から誰も手を抜かなかった作品が出来上がった。劇場でやっている今だけ、中学3年生の夏のようなこの期間、劇場で堪能していただけると嬉しいです。私たちが一生懸命作った作品、これからも愛してください」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

劇場版『からかい上手の高木さん』は2022年6月10日(金)より公開!
監督:赤城博昭
声の出演:高橋李依、梶裕貴
配給:東宝映像事業部
©2022 山本崇一朗・小学館/劇場版からかい上手の高木さん製作委員会