“愛”と“過去”をめぐる珠玉の感動ヒューマンミステリー『ある男』の現場レポート第2弾が到着し、併せて場面写真が解禁された。

平野啓一郎の同名ベストセラー小説を映画化した本作。主人公である弁護士・城戸が、“ある男”の真実に迫っていく衝撃と感動のヒューマンミステリー。主演は妻夫木聡。石川慶監督とは『愚行録』「イノセント・デイズ」に続き、本作で3度目のタッグとなり、今回は初の弁護士役に挑む。城戸に夫の身元調査を依頼する谷口里枝役に安藤サクラ。里枝の夫となる谷口大祐に窪田正孝、さらに清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、そして柄本明らが共演する。

今回、弁護士・城戸(妻夫木聡)と詐欺師 ・小見浦(柄本明)が対峙する、緊迫感漂う瞬間を収めた現場レポートと場面写真が解禁された。弁護士の城戸が、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から亡くなった夫「大祐」(窪田正孝)の身辺調査という奇妙な依頼を受け、<ある男・X>の正体を追い真実に迫っていくさまを描いた本作。調査は難航を極めるが、城戸と同じ弁護士事務所で働く中北(小籔千豊)が過去に担当していた“ある事件”が浮かび上がってきたことをきっかけに、やがて城戸は過去の事件に関わりがあるという詐欺師・小見浦のもとに会いにいくが…。

2021年1月にクランクインし、首都圏近郊を中心に撮影された本作。印象的となった城戸と小見浦の面会シーンは、コンクリート打ちっぱなしのスタジオを刑務所として飾り込んで撮影が行われた。その異空間な雰囲気を醸し出す美術に加え、スタジオ内に雨を降らせるなど石川監督ならではの独特な発想かつ自由な映像表現が用いられており、監督が創り出す世界観へ一気に惹き込まれていく場面となっている。妻夫木と柄本の気迫ある芝居シーンがさらに印象的に盛り立てられた。

場面写真は、城戸と小見浦が対峙する姿を収めた緊張感漂うシーン。城戸は<ある男・X>の真相に関する情報を聞き出そうとするが…。全てを見透かすように不敵な笑みすら浮かべる小見浦に、“得体の知れない恐怖”を感じさせる。10月27日に行こなわれたジャパンプレミアでも、妻夫木は「柄本さんの役の魅力が増長されて、観客をさらに惹き込んでくれるシーン」と話すなど、鬼気迫る熱演で強烈なインパクトを残している“対峙シーン”と仕上がった。

『ある男』は2022年11月18日(金)より全国で公開!
監督:石川慶
出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本明
配給:松竹
©2022「ある男」製作委員会