Netflixオリジナルシリーズ『First Love 初恋』の配信記念プレミアイベントが11月21日(月)に都内で行われ、満島ひかり、佐藤健、八木莉可子、木戸大聖、夏帆、中尾明慶、荒木飛羽、アオイヤマダ、向井理、小泉今日子、寒竹ゆり監督が登壇した。

1999年に発表され大ヒットした宇多田ヒカルの珠玉の名曲「First Love」、その19年後に発表された「初恋」。この2つの楽曲にインスパイアされ、新しいストーリーを紡ぎ出すNetflixシリーズ『First Love 初恋』。それは90年代後半と、ゼロ年代、そして現在の3つの時代が交錯し、20年余りに渡る忘れられない“初恋”の記憶をたどる一組の男女の物語。満島ひかりが演じるのは、フライトアテンドを目指すも不慮の事故で運命に翻弄される野口也英。佐藤健は、航空自衛隊のパイロットになるも、現在は別の道を進む並木晴道を演じる。

「撮影前は意気揚々と、撮影中は結構苦しんで、出来上がった作品を見て胸を張っていろんな人に見ていただきたいと思う作品。たくさんのスタッフの顔と、俳優さんたちの顔と、いま日本で撮れるいいものがドラマの中にたっぷり映っていると思います」と挨拶した満島。一方で「見どころはアクションです」と佐藤が話すとどよめく会場。続けて佐藤は「走ったり戦ったりするということではなくて、現場で監督に何回も言われていることがあって。『もっと体温が2度くらい高い感じで』と何回も言われた。好きな人のこと考えたりするときに、体内の細胞が暴れまわって体温がグッと上がる。細胞のアクションを注目して見てもらえたら」と表現した。

八木は「観た後に一歩外に出て、世界の解像度とか彩度がちょっと上がるような作品。それくらいピュアな部分が正直に描かれている。観た後の世界を楽しみに、『First Love 初恋』という世界観を楽しんでいただけたら」とアピール。木戸は「若き晴道を演じさせていただきました」と自己紹介すると笑いが起きつつ「健さんと同じ晴道を演じる責任はあって、すごく大きな壁にぶつかったりもしましたが、役者として、いろんな意味で成長できた作品です」と挨拶した。

印象的なシーンを聞かれた佐藤は「僕が担架で運ばれるシーンで、也英が駆けつける」と挙げた佐藤だが、これに満島は「眠ってたよね?(笑)すぴーすぴーって聞こえてた。『佐藤さん寝てますね』って(笑)」と暴露する満島。照れ笑いを浮かべた佐藤だが、このシーンで「何回も目に涙を浮かべてやっていてめちゃめちゃかっこいいなと思えた」と満島を称賛した。

また、本作の撮影前には、八木、木戸、荒木、アオイと集まってワークショップのようなものを2~3回行ったり、佐藤とも話し合ったという満島だが、その中で「『僕は男としてこの場面でどうやっていたらいいか分かりません』と。この人は純真無垢に愛す人なんだなと。顔もかっこいいけど心もかっこいいのかよという印象がありました」とほめ返した。

撮影を振り返り、木戸は「初日にいざ撮影始まって、あるセリフをテイク18くらいやってしまい…このドラマは相当覚悟しないとなって(笑)」と明かしつつ、翌日に満島との会話で「『昨日テイク18やったんでしょ』って言っていただいて(笑)それでちょっと救われた」と満島のさりげないフォローに助けられたという。八木はキスシーンでの緊張があったと言い、「撮影の前に一回も大聖くんと目を合わせたりしなかったらしくて、大聖くんが前日の撮影で怒らせちゃったと思ってスタッフさんに聞きに行ってくれたらしくて。緊張していただけなんですけど」と笑いながら明かした。これに木戸は「ホッとしました。前日も重要なシーンを撮影していたんですけど」というと、

北海道の市場での撮影時には「大きなカニをポケットマネーで購入されていて、スターは違うなと思いました(笑)」と明かす夏帆。佐藤は「あそこから毎年カニを送ってもらっています」と明かした。

さらにイベントではサプライズで、オーケストラの演奏による「First Love」を披露。「素敵でした」と満面の笑みの満島、佐藤は「ドラマのワンシーンを思い起こすことができました。いい楽曲と作品を作ることができました」と感慨深げな様子だった。

【写真・文/編集部】

Netflixオリジナルシリーズ『First Love 初恋』は2022年11月24日(木)よりNetflixにて全世界同時配信開始!
監督・脚本:寒竹ゆり
出演:満島ひかり、佐藤健、八木莉可子、木戸大聖、夏帆、美波、中尾明慶、荒木飛羽、アオイヤマダ、濱田岳、向井理、井浦新、小泉今日子
Inspired by songs written and composed by Hikaru Utada / 宇多田ヒカル