イ・ソンミン×ナム・ジュヒョク共演『復讐の記憶』のメイキング映像とメイキング写真が解禁された。

80代の老人ピルジュ(イ・ソンミン)は、過去に家族全員を理不尽な出来事で亡くして以来、家族を死に至らしめた裏切り者への復讐を心に誓い生きてきた。認知症で自分の記憶が長くは続かないと悟った彼は、処刑すべき5人の名をタトゥーにして指に彫り、60年前から計画していた復讐殺人を開始。運転手として雇われた、何も知らない親しい20代の青年インギュ(ナム・ジュヒョク)は監視カメラに映り込んだことで第一容疑者にされてしまう。記憶を完全に失う前に復讐を成し遂げたいピルジュと、巻き込まれたインギュ。2人は予測不能な追走劇へ身を投じ、やがて衝撃の真実が明らかになる…。監督は、ファン・ジョンミン×カン・ドンウォン共演の『華麗なるリベンジ』のイ・イルヒョン。

今回、イ・ソンミン、ナム・ジュヒョク、イ・イルヒョン監督らが製作の舞台裏を語ったインタビューと撮影風景満載のメイキング映像が解禁された。「記憶を失っていく老人の話ということがとても興味深かった」と語るイ・ソンミンは現在54歳だが、本作では80代の老人を演じるため、細心の注意を払った特殊メイクをすることに。数々のテストを繰り返し、なんと毎日2時間から2時間半のメイクが必要だったという。そして「顔だけで老人になるわけではないので、歩き方や話し方」に気を配り撮影に臨むイ・ソンミンをみてナム・ジュヒョクも「本当の老人のようでした」と振り返る。

本作の見どころの一つである、バラエティに富んだアクションシーンを作り上げたのは、『アシュラ』や『新感染 ファイナル・エクスプレス』などのメガヒット作で武術監督を務めたホ・ミョンヘン。「通常アクションは速い動きを求めるが、今回は老人たちのアクションなので、通常スピードの半分ぐらいにすることで現実味を出した」という。さらに演出面では「復讐というのは激しい感情だがピルジュの動きは遅く、どのように速度感をあたえることができるのか」と考えた末「速いスポーツカーに乗ることによって、復讐の感情にスピーディーに追いつこうとした」と説明。

実際にスポーツカーに乗ったイ・ソンミンが「今頭がざわっとした」とその速度にびっくりする様子や、ナム・ジュヒョク自ら運転し、猛スピードで狭い路地をバックで抜けていく撮影シーンもあり、ジュヒョクが思わず「足が少し震えるね。」と本音が出る場面も。またイ・イルヒョン監督が「最初に台本を渡した俳優」で「演技力は韓国でトップと言われている」と絶大な信頼を置くイ・ソンミンをキャスティングした理由や、「インギュは今を生きる20代のように演じてほしい」との監督からの演出に応え、「普通に生きていれば経験することのない感情」を露わにするナム・ジュヒョクの撮影風景も満載。劇中同様イ・ソンミンが「友人のように過ごした」という2人が舞台裏でみせる絶妙なケミストリーも必見の映像となっている。

メイキング映像

『復讐の記憶』は2023年9月1日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国で順次公開
監督:イ・イルヒョン
出演:イ・ソンミン、ナム・ジュヒョク、チョン・マンシク、ユン・ジェムン、ソン・ヨンチャン
配給:ハーク
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