第96回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表作品に選ばれた『燈火闌珊（原題）／A Light Never Goes Out（英題）』がが『燈火（ネオン）は消えず』の邦題で2024年1月12日（金）より公開されることが決定した。

本作は、腕ききのネオン職人だった夫の死後、夫がやり残した最後のネオンを完成させようと妻は決めた。香港、その夜景の象徴だったネオンが消えてゆく中、シルヴィア・チャン、サイモン・ヤムの名優コンビが夫婦役を演じた感動作。昨年開催された第35回東京国際映画祭で『消えゆく燈火』のタイトルで上映され、多くの観客の感動を呼んだ。台湾最大の映画賞である金馬奨で、主演のシルヴィア・チャンが1986年『最愛』以来36年ぶり、3度目の主演女優賞に輝くなど、数々の受賞に続き、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の対象となる香港代表作品に選出されたことが香港映画製作者連盟（香港電影製片家協會有限公司）より発表された。

アナスタシア・ツァン監督は「本当に驚いています。今年の香港では素晴らしい映画がたくさんあったので、私のデビュー作が香港代表に選ばれたことを大変光栄に思います。この機会により多くの香港映画が世界中の観客に届く扉が開かれることを願っています」と喜びを語っている。また、香港文化をこよなく愛することで知られる女優シルヴィア・チャンは「香港のネオンをふたたび灯しましょう！」と熱く宣言し、プロデューサーのサヴィル・チャンは「キャストとスタッフを代表して、私たちの映画に対する愛情と揺るぎない支援に感謝します」と感謝を述べている。

ストーリー

腕ききのネオンサイン職人だった夫のビル（サイモン・ヤム）の死後、夫がやり残した最後のネオンを完成させようと決意した妻メイヒョン（シルヴィア・チャン）。ある日、夫の工房へ行ってみると見知らぬ⻘年（ヘニック・チャウ）の姿があった。香港を離れ移住しようとする娘（セシリア・チョイ）と対立しながら、メイヒョンはやがて伝説の吹きガラス製のネオンの存在を知る…。青年は何者？伝説のネオンとは？そして、夫の最後のネオンの行方は―。

『燈火（ネオン）は消えず』は2024年1月12日（金）よりBunkamuraル・シネマ渋谷宮下ほか全国で順次公開
監督・脚本：アナスタシア・ツァン
出演：シルヴィア・チャン、サイモン・ヤム、セシリア・チョイ、ヘニック・チャウ
配給：ムヴィオラ
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