『チャイルド44 森に消えた子供たち』7月3日(金)より全国で公開される映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』に主演のトム・ハーディーによるインタビューが届いた。

本作はトム・ロブ・スミス原作によるミステリー小説「チャイルド44」をリドリー・スコット製作、ダニエル・エスピノーサ監督によって映画化した。インタビューではエスピノーサ監督や共演者についても語っている。

出演する経緯についてハーディーは「(ノオミとハーディーとエスピノーサ、そしてスコット)と話し合っているうちに決まった。僕たち全員にとって刺激的な経験になるだろうと感じられたから企画を実行することにした」と製作初期から関わっていたことを語り、「キャラクターに導かれて展開する自然主義的なストーリーは、僕にとって身近だが刺激的な分野なんだ」と企画の魅力を語った。

ハーディー演じるMGB捜査官レオ・デミドフについては「僕にとって刺激的で興味深かったのは、レオが複雑な人物だという点だ。だが映画で演じるサイにはシンプルにしなくてはいけない」と難しい役だったことを語り、「レオは太陽に近づきすぎたイカロスのような人物なんだよ。彼には悲劇的な側面がある。少年時代は親がいなくて何一つ、もっていなかった。そこからはい上がり、一度はすべてを手にするが、また何もかも失ってしまう。でも前に進むために人生を立て直そうとする。分かりやすい軌道を描いている人生だね」とデミドフの印象を語った。

「The Drop」に続き共演となったノオミ・ラパスについては「実現するためにがむしゃらに努力するタイプの人間だ。撮影現場に立つと、110パーセントの力を注いで演技する。僕が出会った中でも最高な役者の1人だよ」と最高の賛辞を送った。

また4度目の共演となるゲイリー・オールドマンについて「史上、もっとも優れた性格俳優の1人だ。彼は大作映画でもインディペンデント系映画でも舞台でも、常に最高レベルの演技を見せる。(中略)ゲイリーのような人と共演すると自分の演技も磨かれるし、最高レベルの真剣さとプロ意識で仕事がなされるという安心感がある」と共演できることを誇らしく語り、「そんな人と共演できたのは、いろんな意味で夢のようだったよ」とオールドマンの印象を語った。

映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』は2015年7月3日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにて全国で順次公開。

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