外山文治監督×芳根京子主演の短編映画『わさび』の予告編が解禁された。

本作は、心の病を抱えた父を守るため、実家の寿司屋を継ごうと決めた女子高生を描いた骨太な人間ドラマ。厳しい現実に立ち尽くしながらも必死に生きる17歳の心の葛藤と決断が、見る者に深い感動を与える感動作に仕上がっている。富田靖子や下條アトムほか実力派俳優達の中で、みずみずしくも研ぎ澄まされた演技力を発揮する芳根京子。ニューヨーク、ベルギーの映画祭でも多くの観客から好評を博し、5月にはロサンゼルス日本映画祭で最優秀短編作品賞を受賞した。

今回、本作が「映画監督外山文治短編作品集」と題し、吉行和子主演・村上虹郎共演の短編映画『春なれや』ほかと同時上映で8月26日(土)より渋谷・ユーロスペースにて2週間限定レイトショー公開されるのに併せて、予告編が解禁された。

心の病を抱えた父を守るため実家の寿司屋「やま乃」を継ごうと決めた女子高生・山野葵(芳根京子)。今は離れて暮らす母・房子(富田靖子)や周囲の大人達は、その決断に戸惑い反対しながらも、彼女の人生を本気で背負おうとはしない。そんな葵の前にかつて所属していた少年野球チーム「高山メッツ」の監督・梅田庄吉(下條アトム)が現れた。粉雪が舞う静かな夜、葵は庄吉に野球の勝負を求める。葵は子供の頃から、庄吉が投げるボールの軌道を「魔法」だと信じていた。せめて今は魔法のような力を信じたい―。葵が噛みしめるのは、人生の苦みと哀しみ、そして新しい希望だった。

映画『わさび』は2017年8月26日(土)よりユーロスペースにて公開!
製作・監督・脚本:外山文治
出演:芳根京子、杉本凌士、中田裕一、藤澤志帆、松角洋平、後藤和歌奈、下條アトム、富田靖子
©外山文治