松居大悟監督最新作『アイスと雨音』のティザービジュアルとストーリーが解禁された。

本作は、テレビ東京ドラマ24「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」のメイン監督を務めた松居大悟監督による最新作。現実と虚構、映画と演劇の狭間に立たされ、小さな町でもがいて生きる若者たち。オーディションで選ばれ、初舞台に意気込む6人の少年少女たちだが、その舞台は突如中止となってしまう。そんな中、ひとりの少女が「ねぇ、稽古しようよ」と言い放つ。真っすぐな才能たちが集結し、全力で描いた青春映画に仕上げた。

今回、本作のティザービジュアルとそのストーリーが発表された。ティザービジュアルに写る凛々しい表情でカメラを見つめるのは、演技経験もバラバラな6人の中高生たち。紅甘、戸塚丈太郎、田中怜子、森田想、田中偉登、青木柚、彼らの衣装を担当したのは、10代の青春をテーマにしたスタイリングに定評があり、映画を手掛けるのは初となる若手気鋭のファッションデザイナー・KEISUKEYOSHIDA。さらに映画には、音楽を担当した2人組のヒップホップバンドMOROHAや、映画『さよならドビュッシー』などの監督であり、俳優としても知られる利重剛も出演している。

KEISUKEYOSHIDA(衣装)コメント

今回、はじめての映画衣装で不安も多かったのですが、松居さんからこの企画のお誘いいただいたときに、これは絶対にやりたいと思いました。僕は普段、明るいのか暗いのかわからない思春期の子たちの感情や、彼らのもがく姿にどうしようもないくらい強く惹かれてファッションをデザインしているのですが、松居さんも思春期にどうしようもないくらいに惹かれ、その一瞬に特別な感情を持って向き合っていてその姿勢にひたすらに共感しています。松居さんの強い感情と、思春期真っ只中の8人が真剣に熱くぶつかり合った撮影現場は、本当に一瞬で、とてつもない生々しさで溢れていました。一人一人のありのままの姿を剝き出しのまま見て感じてもらいたかったので、僕ができることは本当にほんの少しでしたが、一人一人の魅力がより伝わるように意識してスタイリングを組みました。微力ながらも『アイスと雨音』に関わって、すごい熱量を共有できたあの時間はとても貴重だったなと思います。

2017年3月、小さな町で舞台が予定されていた。イギリスの戯曲を、日本で初上演する。オーディションで選ばれ、初舞台に意気込む6人の少年少女たち。しかし、その舞台は突如中止となった。落胆する出演者たち、だが、ひとりの少女がこう言い放つ。「ねぇ、稽古しようよ」どうしても舞台に立ちたい。その後、大人たちに直談判するも、決定は覆らない。本番の予定だった日。彼らは警備を振り切り、劇場に突入する―。

松居大悟監督

MOROHA

KEISUKEYOSHIDA

映画『アイスと雨音』は2018年春よりユーロスペースほかで順次公開!
監督・脚本:松居大悟
出演:森田想、田中怜子、田中偉登、青木柚、紅甘、戸塚丈太郎、若杉実森、門井一将/利重剛/MOROHA
配給:SPOTTED PRODUCTIONS