今回解禁された場面写真

全世界を揺るがした衝撃の実話『デトロイト』で主演を務めたジョン・ボイエガからコメントが到着した。

アメリカの近現代史を語る上で忘れることができない凄惨な暴動事件が起きたデトロイトを舞台に、連日暴動が続く中で起きた恐怖に満ちた“ある一夜”の事件を描く、衝撃の実話を映画化した本作。主演は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』『ザ・サークル』の公開が控えるジョン・ボイエガ、『なんちゃって家族』『メイズ・ランナー』『レヴェナント: 蘇えりし者』などジャンルを問わない演技が魅力的なウィル・ポールター、ジャック・レイナー、アンソニー・マッキーらが共演する。監督は、『ハート・ロッカー』で女性初のアカデミー賞監督賞に輝いたキャスリン・ビグロー。

今回、本作で実在する黒人警備員メルヴィン・ディスミュークスを演じたジョン・ボイエガの演技に込めた熱いコメントと涙目を披露する場面写真が到着した。ジョン・ボイエガは、2011年公開のイギリス映画『アタック・ザ・ブロック』で強烈な印象を与え、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)でフィン役に大抜擢されメインストリームに躍り出た。その後、現在公開中のエマ・ワトソン主演『ザ・サークル』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(12月公開)、『パシフィック・リム :アップライジング』(来年4月公開)と、ハリウッド超大作への出演が続くボイエガが、自らのキャリアで最重要だと考え出演を決めた作品こそ、本作『デトロイト』だ。

徹底してリアルな演技を求めたビグロー監督は、俳優たちに即興的で、まるで事件現場にいるかのような演技を求め、「脚本には状況に応じて臨機応変に対応しなければならない部分を残してあり、俳優たちの機敏な対応や想像力の高さ」を要求したと語り、リアルで迫真の演技を引き出した。撮影時から尋常ではない緊張感を感じたボイエガは「ストーリーの強烈さと、その内容ゆえの配慮と敬意から、セットに入ってから最後のショットを撮り終わるまで、すべてのテイクを真剣に臨んだ。その緊張感は、撮影が終わってからも続いた」と振り返る。

ボイエガが演じるのは、当時、警備員として現場に居合わせ、映画の製作時にはコンサルタントも務めたメルヴィン・ディスミュークス役。これまで実在の人物を演じたことがなかった彼は、本人との交流に時間をかけたといい「メルヴィンから彼の実際の体験を詳しく聞くことができた。事件が起こった時の対応や次第に心に湧き上がる葛藤など、彼は素直な気持ちを話してくれた。警察側だけでなく、黒人コミュニティからも誤解を受けたことの悔しさを感情的に訴えてくれた」と役作りに大いに役立てた。

暴動の混乱に乗じて横行する略奪から店を守ろうとした警備員メルヴィンは、暴動鎮圧に乗り出した州警察にコーヒーを差し入れ、白人に媚びを売っているかのように誤解されてしまう。そして、自ら急行した事件現場では窮地に陥った若者たち(特に黒人たち)を救おうと奮闘する。だが、その行動は空回りすることになり、遂には事件の容疑者として刑事たちに連行されてしまう。

併せて解禁された場面写真は、取調室で白人警官に容疑者だと詰め寄られ、今にも泣きそうな表情で口に手を当てて途方にくれる姿。自分が演じたメルヴィンとは「とても複雑なキャラクターで、間の悪い時に間の悪い場所に居合わせてしまった。彼は、若者たちの“暗黙の保護者”となるべくアルジェ・モーテルに向かう。良かれと思って、彼らの世話役を買って出るが、結局は、正しい行いをしようとして、白人が98&を占める警察側からも、黒人コミュニティからも非難を受ける立場に陥ってしまう」と分析している。キャスリン・ビグロー監督の容赦ない現場を生き抜き、演技派俳優として覚醒したジョン・ボイエガ。涙目までも披露した迫真の演技をスクリーンで体感してほしい。

メイキング写真

映画『デトロイト』は2018年1月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開!
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジョン・ボイエガ、ウィル・ポールター、ジャック・レイナー、アンソニー・マッキー
配給:ロングライド
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