全世界で大ヒットしたサバイバル・アクション決定版の完結編『メイズ・ランナー:最期の迷宮』でニュート役を演じたトーマス・ブロディ=サングスターのインタビューが到着した。

「誰が、何の目的で?」なぜ、若者たちは巨大な謎の迷路に送り込まれたのか―トーマスと仲間たちは、最期にして最大のミッションに挑む。全世界で大ヒットしたサバイバル・アクションの決定版シリーズがついに完結する。全世界待望の完結編は、シリーズ全作品で監督を務めるウェス・ボールのもとに、ハリウッドを担う若き俳優たちが結集。トーマス役で大ブレイクしたディラン・オブライエン、カヤ・スコデラリオ、トーマス・ブローディ=サングスター、ミンホ役のキー・ホン・リーらが顔を揃え、メイズの秘密を握る女性エヴァ役のパトリシア・クラークソンが圧巻の存在感を披露する。また、『アリタ:バトル・エンジェル』のヒロインに抜擢されたローサ・サラザールも要チェックだ。

今回、シリーズを通して主人公の右腕となる親友ニュートを演じたトーマス・ブロディ=サングスターのインタビューが到着した。イギリス出身のトーマス・ブローディ=サングスターが、リチャード・カーティス監督の大ヒット作『ラブ・アクチュアリー』で映画デビューを飾ったのは12歳の時。リーアム・ニーソンの義理の息子役で、初恋に悩む少年をキュートに演じて“天才子役”として注目を浴びた。以来、数々の映画やドラマで活躍してきたサングスターだが、大きな転機となったのは若き俳優たちが出決しメガヒットとなった『メイズ・ランナー』シリーズへの大抜擢だった。

本シリーズでサングスターが演じるニュートは、主人公トーマス(ディラン・オブライエン)の右腕となり、クールな参謀として、仲間と共に勇気ある行動で困難に立ち向かっていくキャラクター。突如としてグレードと呼ばれる広場に送り込まれたトーマスの忠実な親友となる重要な役どころだ。第一作でメイズを攻略し、『砂漠の迷宮』を生き延びたあと、トーマス、ニュートと仲間たちは、WCKDに囚われたミンホを救うために最大のミッションに挑む。仲間のために侵入不可能な要塞都市〈ラスト・シティ〉に逆侵入することを決意するが、ゴールまでは長く険しい道のりが続くことになる―。

3部作という大作となった『メイズ・ランナー』シリーズについて、「第1作の時、第2作を作るチャンスがあるかどうかさえまだ分かっていなかった時に、僕たちはみんな、ウェス・ボールに監督を続けてほしいと思っていた。彼にはしっかりしたビジョンがある。それほど作品を大事にしない誰かが監督になるのも簡単だったろう。ところが、彼の場合は、本物の情熱で挑み、スタッフやキャストをずっと引っ張り続け、皆を自分と同じようにやる気にさせた。だからこそ、僕たちは第2作でも第3作でも彼に手がけてほしいと思った。そういう継続性を持ててよかったし、全部通して共通するものがあってよかった。それにこれは彼が初めて手掛けた作品だ。これって、ちょっとものすごい話だ」と監督の熱意がヒットシリーズを支えたことを明かす。

最新作『メイズ・ランナー:最期の迷宮』では、ニュートたちが生きる世界の全貌がついにあらわになる。「僕たちは初めて、この世界を本当に理解する。他の2本では、誰がここにいるかわからない。この世界は何なのか、だれが良い人で誰が悪い人かわからない」状態だった。最終章となる本作では、「僕たちは誰が良い人で、だれが悪い人か、かなり確信している。僕たちがいる世界がどのように機能し、作用しているか、その中でどのように役立てるか。そのため、僕たちは本作ではずっと大人になっている気がして、これはなかなかいい」と、少年たちが大人へと進化した成長の軌跡を振り返る。

「ニュートにとって問題なのは、仲間たちだけだ。彼らは彼の家族同然だ。トーマスは世界をまとめることにもっと集中し、WCKDとのことをどうするか考え出そうとする。しかしニュートは自分の友達が無事であってほしいと思っているだけだ」と自身が演じるキャラクターを分析。さらに「彼は彼らと一緒にやり遂げるミッションにつき、何らかの方法で、彼らを第1作のグレードで一緒だった時の元の状態に戻そうとしている。夜は眠り、朝になったら起きることができるような場所を見つけるためにね。この4年間を過ごし、こういう役で続投し、キャストと組めたことはすばらしいことだ。僕たちは本当にお互いのことが好きなんだ。ここまでくると誰もがキャラクターをよくわかっているし、キャラクター同士の関係も分かっているから、とてもやりやすくもある。友達と一緒に仕事をしているようなものだからね」と、4年間に及んだ『メイズ・ランナー』シリーズを経て、自身や他のキャストが、役柄としても人間的にも成長したと語っている。

シリーズがいよいよ完結することについては、「僕たちはみんな、作品が素敵な終わり方をしたと思っている。僕たちはできる限りの最高の仕事をやった。第1作以降、みんなかなり成長した。僕たちは一緒にいろいろと成長する経験をしたから、それにさよならを言うのはほろ苦い瞬間だ。このシリーズはかなり長く続いた。そういう役に別れを告げるというのは、その役につぎ込んだ自分自身に対してもちょっと別れを告げるようなものだ。本当に気の合う人たちと一緒で、しかも役としてカメラの前で長い時間を過ごし、役としても仲間だった場合、別れを告げる対象はたくさんある。僕たちは友達のままだが、もはや存在しないような関係もある。そういうものへ別れを告げるのは寂しいが、同時に、どんな事でも終わりが来る。それにこれは良い終わり方だと思う。最後の欄にレ点をつけるというのは良いものだ」とインタビューを締めくくっている。

トーマス・ブロディ=サングスター

トーマス・ブロディ=サングスター

ニュート(トーマス・ブロディ=サングスター)

映画『メイズ・ランナー:最期の迷宮』は2018年6月15日(金)より全国で公開!
監督:ウェス・ボール
原作:ジェイムズ・ダシュナー(角川文庫)
出演:ディラン・オブライエン、カヤ・スコデラリオ、トーマス・ブローディ=サングスター、キー・ホン・リー、パトリシア・クラークソン、ローサ・サラザール
配給:20世紀フォックス映画
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