第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『寝ても覚めても』が第43回トロント国際映画祭、第56回ニューヨーク映画祭に出品されることが決定し、さらにアメリカでの公開が決定した。

惹かれあう亮平と朝子―。朝子がかつて運命的な恋に落ちた恋人・麦と、亮平は顔がそっくりだった―。本作は、二人の同じ顔をした男とその間で揺れ動く女の物語。主演・東出昌大が、同じ顔をしていながらもタイプの違う男・亮平と麦という一人二役に初めて挑み、唐田えりかがヒロイン・朝子を演じる。メガホンをとるのは、前作『ハッピーアワー』でその名を世界に轟かせた気鋭・濱口竜介監督。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外メディアに絶賛された。

今回、本作がアカデミー賞の最も重要な前哨戦としても知られる北米最大の映画祭である第43回トロント国際映画祭、そして第56回ニューヨーク映画祭に出品されることが決定し、さらにアメリカでの公開が決定した。

カンヌ国際映画祭コンペティション部門、サン・セバスチャン国際映画祭(9月21日~29日)への出品に続き、本作が出品されるのは北米最大の映画祭トロント国際映画祭(9月6日~16日)のContemporary World Cinema部門。同じく北米の重要映画祭として名高いニューヨーク映画祭(9月28日~10月14日)Main Slate部門への出品も決定。アカデミー賞受賞監督であるアルフォンソ・キュアロン監督やジョエル&イーサン・コーエン兄弟、バリー・ジェンキンス監督らの新作と並んで映画祭を盛り上げることになる。

さらにカンヌ国際映画祭コンペティション部門への正式出品や高評価を受けて次々とオファーが舞い込んでおり、フランス、ベルギー、オランダ、ポルトガル、中国、香港、韓国、台湾を始めとする各国で既に配給が決定している本作。特にフランスに関しては、前作『ハッピーアワー』が今年5月に公開され14万人以上を動員する大ヒットを記録するなど、濱口監督への注目度は非常に高い。その中で、今回アメリカでの配給も決定した。また今後も公開国数はますます増えていくことが見込まれている。

映画『寝ても覚めても』は2018年9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国で公開!
監督:濱口竜介
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」(河出書房新社刊)
出演:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)/仲本工事/田中美佐子
配給:ビターズ・エンド、エレファントハウス
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