スティーヴ・マックイーン監督による衝撃のクライム・サスペンス『WIDOWS(原題)』が『妻たちの落とし前』の邦題で来年4月より公開されることが決定した。

「失うものなど何もない。私たちはなんでもできる。」4人の犯罪者の未亡人たちが運命に立ち向かう―。主演を務めるのは、『フェンス』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した実力派女優ヴォオラ・デイヴィス。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカを力強く演じている。彼女と共に女性犯罪チーム「WIDOWS(ウィドウズ)」のメンバーとして立ち上がる未亡人たちに、『ワイルド・スピード』シリーズのミシェル・ロドリゲス、『華麗なるギャツビー』のエリザベス・エリザベス・デビッキ、ミュージカル女優として活躍するシンシア・エリヴォが扮する。

また豪華男性俳優陣も勢ぞろいしている。ヴェロニカの夫ハリー役には、言わずと知れた名優リーアム・ニーソンが扮し、WIDOWSたちに影響を与える政治家ジャック・モリガン役には『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開を控えるコリン・ファレルが挑む。ほかにも『ゲット・アウト』でスターダムに駆け上がったダニエル・カルーヤをはじめ、ジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァルら個性派俳優も名を連ねている。

メガホンをとるのは、『それでも夜は明ける』で一人の黒人男性の12年間にも及ぶ奴隷生活を描き、アカデミー賞作品賞を獲得したスティーヴ・マックイーン。本作では、1983年にイギリスで放送された人気ミニTVシリーズ「Widows(原題)」を、『ゴーン・ガール』も手掛けた女性推理作家であるギリアン・フリンと共同脚本を手掛けている。

先月開催された第48回トロント国際映画祭のGALA部門で初お披露目となり、その衝撃的なストーリーと豪華な出演陣による圧倒的な演技が話題となり、早くもアカデミー賞ノミネート有力作だとの声が挙がる本作。10月10日[現地時間]に開幕したロンドン映画祭では、本作がオープニングを飾った。シネワールド・レスター・スクエアで行われたOpening Night Galaイベントでは、レッドカーペットにスティーヴ・マックイーン監督、ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、ダニエル・カルーヤ、アン・ミッチェルが登場。

マックイーン監督は、「ヴィオラ・デイヴィスは僕のアイコンなんだ!彼女はグレタ・ガルボやベティ・デイヴィス、キャサリン・ヘップバーンにも例えられる素晴らしい女優だ。偉大な監督は皆、女性を主人公にした映画を作っている。30年代から50年代には、こういうアイコンとなる女優を主演に起用した映画がよく作られていたよね。そういうタイプの映画が最近は作られなくなっていたけれど、今回とても貴重なチャンスをもらって、彼女のようなレベルの高い女優と仕事ができて、本当に光栄に思っているよ」と称賛。ほかにも、プロデューサーのイアン・カニング、作曲家のハンス・ジマー、原作者のリンダ・ラ・プラントも登壇し、華やかなレッドカーペットとなった。

ロンドン映画祭の様子

海外版予告編

映画『妻たちの落とし前』は2019年4月より全国で公開!
監督:スティーヴ・マックイーン
出演:ヴィオラ・デイヴィス、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォ、コリン・ファレル、ダニエル・カルーヤ、ジャッキー・ウィーヴァー、ロバート・デュヴァル、リーアム・ニーソン
配給:20世紀フォックス映画
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