ニューヨークのLGBTの若者たちの実話をミュージカルタッチで描く感動作『サタデーナイト・チャーチ ―夢を歌う場所―』の邦題で来年2月22日(金)より公開されることが決定した。

初監督・初脚本となるデイモン・カーダシスが、ボランティアを務めていた教会での実体験と綿密なリサーチをもとに、LGBTの人々が直面する厳しい現実や社会問題に焦点をあてた本作。実在するLGBTの人々のための支援プログラム“サタデー・チャーチ”を舞台に、若者たちの経験談が物語を紡いでいく。学校でのいじめや、家族でさえ自分のことを理解してくれない孤独や家出などの辛い現実の一方で、土曜の夜の教会での新たな仲間との出会い、そして恋愛模様が描かれる。そして辛い経験が増える主人公は、現実逃避をするかのようにミュージカル調に歌い上げる空想も増えていく。その空想は教会で出会う仲間たちにも広がり、彼らのダークな人生の中に光が射した瞬間をミュージカルタッチで描く。

今回、本作の予告編と場面写真が解禁された。学校でいじめられ、弟にも女装しているところを見られ、叔母にきつく叱られる主人公のユリシーズ。自分の心を隠して生きる孤独な日々だが、とある場所でトランスジェンダーたちに“サタデー・チャーチ<土曜日の夜の教会>”に誘われる。そこは昼の教会とは打って変わって、たくさんのセクシュアル・マイノリティの若者たちが、ざっくばらんに語り合ったり、ダンスしたりする場所。ユリシーズも初めてのその解放された空間に自分の居場所を見つけられたことに気づく。家では隠れてやっていた女装も、出会った友人たちに勧められ化粧を体験。しかし、何とか息子を理解しようと努力する母にも「悩ませないで」と言われ、家族に存在そのものを否定されてしまうユリシーズ。家を飛び出し、ホームレスになったユリシーズに、人生を変える数々の出来事が巻き起こる―。

予告編

映画『サタデーナイト・チャーチ ―夢を歌う場所―』は2019年2月22日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開!
監督・脚本:デイモン・カーダシス
出演:ルカ・カイン、マーゴット・ビンガム、レジーナ・テイラー、MJ・ロドリゲス、インドゥヤ・ムーア
配給:キノフィルムズ
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