観ればきっと家族に会いたくなる幸せの映画『パリの家族たち』が初夏に公開されることが決定した。

5月のとある日。女性大統領アンヌは職務と母親業の狭間で不安に揺れていた。2人の子供を持つシングルマザーでジャーナリストのダフネは、仕事を優先するあまり思春期の子供たちと上手くいっていない。独身を謳歌している大学教授のナタリーは、教え子との恋愛を愉しんでいる。小児科医のイザベルは、幼少期の実母との関係が原因で子供を産むことを恐れている。花屋のココは、全く電話にも出てくれない恋人の子供を妊娠してしまう・・・。人生は思うようにならない―けれど、少しでも幸せになれるように日々奮闘する女性たちを描く、きっと、一日一日が大切になる心に響く感動作。

監督を務めるのは、パリ郊外の高校での実話をもとにした感動作『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』(2014)でカンヌ国際映画祭をはじめ各国で高く評価された女性監督・マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール。前作では教育の現場での人間ドラマを描いたマリー監督が、本作ではパリで働く女性とその家族を映し出し、多様化する社会での幸せの在り方を提示する。2016年のカンヌ映画祭コンペティション部門出品のマリオン・コティヤール主演『愛を綴る女』で監督を務めたニコール・ガルシアが女優として出演し、息子との関係で悩める母親役で華を添える。

映画『パリの家族たち』は2019年初夏にシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開!
監督:マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール
出演:オドレイ・フルーロ、クロチルド・クロ、オリヴィア・コート、パスカル・アルビロ、ジャンヌ・ローザ、カルメン・マウラ、ニコール・ガルシア、ヴァンサン・ドゥディエンヌ、マリー=クリスティーヌ・バロー、パスカル・ドゥモロン、ギュスタヴ・ケルヴェン、ノエミ・メルラン
配給:シンカ