『キャッツ』の“ジェリクル点灯式イベント”が1月8日(水)に東京ミッドタウン日比谷で行われ、日本語吹替え版で声優を務める葵わかな、森崎ウィンが登壇した。

今回、本作の公開を記念して東京ミッドタウン日比谷にて映画『キャッツ』のコラボイルミネーションが灯され、そのイルミネーションのはじまりをお祝いする“ジェリクル点灯式”が行われた。イベントに出席したのは、日本語吹替え版で主人公ヴィクトリア役を務める葵わかな、作中で華やかな魔法(マジック)を披露するミストフェリーズ役の森崎ウィン。

先日ニューヨークで行われたワールドプレミアに出席し、自身が吹替を担当したヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワードと対面した葵は「すごい人とすごい熱気で、『キャッツ』への期待の高さがうかがえて楽しかったです。会えて大興奮でした」と笑顔で振り返った。

そんなヴィクトリア役を演じるにあたって「どうして主人公に選ばれたんだろうって考えながら参加した」と、決まった主人公がいないミュージカル版と異なり、白猫のヴィクトリアを主人公に据えたア映画版への思いを明かし、「白猫がまだ白なんだけど、無色だから白なんだという印象があって、ヴィクトリアを通じてジェリクルキャッツの世界に入っていって、いろんなカラフルなジェリクルキャッツたちを見ていって、ヴィクトリアと一緒に成長する、そういうキャラクターになるように主人公になったんじゃないかと、フランチェスカさんが演じるヴィクトリアを見て感じました」とコメントした。

ミュージカル版をロサンゼルスで観劇したという森崎は「声だけで表現するのは難しかったです」と振り返りつつ、「あのブースの中が、自分の『キャッツ』の世界に入ったような感覚に陥る。本編がそれだけのエネルギーがあって、マジカルな世界に連れて行ってくれるのを感じました」とそのパワーに圧倒されている様子だった。

また、すでに飼っている猫のほかに新たに一匹の猫を今年実家に向かえたという葵だが、“今年起こしたいミラクル”として「(一人暮らししている)自分の家に呼び寄せたくて・・・。そのためには両親を説得して、兄弟を説得して、猫を説得しなきゃいけない。3つの高い壁を乗り越えて二人暮らしになることを目標にしたいです」と語った。

森崎は「『キャッツ』で2か国でしか許されていない吹替の1か国で担当をさせていただいているからこそ、日本語版も全国の映画館で立ち見が出るくらい、満員御礼を出したいです。ロングランでいきたいですね」とコメントした。

イベントでは東京ミッドタウン日比谷の前にあるイルミネーションを、『キャッツ』とのコラボ演出に点灯。その様子を見た森崎は「両親に自慢したい」と笑顔を見せた。この演出は、明日1月9日(木)から2月24日(月)まで15分に一回の特別演出として点灯される。

1981年のロンドン初演以来、世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」。イギリスを代表する詩人でありノーベル文学賞を受賞したT・S・エリオットの詩集を元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲、キャメロン・マッキントッシュがプロデュースを手がけた奇跡の作品が、超豪華キャストとスタッフの手により映画化。主人公の美しい白猫のヴィクトリア役には、英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルを務め、本作が映画初出演となるフランチェスカ・ヘイワード。ジェニファー・ハドソンがグリザベラ役を演じるほか、映画、音楽、ダンスなど多彩なジャンルから選び抜かれた珠玉のキャスト陣が個性豊かな猫たちを演じる。

【写真・文/編集部】

映画『キャッツ』は2020年1月24日(金)より全国で公開!
監督:トム・フーパー
出演:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワード
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