『イン・ザ・ハイツ』の公開直前トークイベントが7月25日(日)に都内で行われ、俳優の城田優が登壇した。

トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』。FOX NEWS、バラエティ紙、タイム誌など全米の名だたるマスコミがこぞって「今年最も観たい映画」に挙げ、はやくもアカデミー賞最有力とのレビューが出る。メガホンをとったのは、キャストがほぼ全員アジア人にも関わらず全米3週連続第1位を記録し異例の大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。胸を衝くパワフルなナンバーと、圧巻の群舞、ほとばしる熱狂と魂を揺さぶるメッセージ――。今こそ世界に、音楽の感動と熱い夢を届ける、ミュージカル・エンタテイメントに期待が高まる。

歌⼿やミュージカルなどで才能を発揮、舞台のプロデュースも⼿掛ける城⽥優が傑作ブロードウェイ・ミュージカルと⾔われる本作の魅⼒を語った今回のイベント。イベントでは冒頭から「最高の一言に尽きます」と言う城田は「『インザ・ハイツ』はミュージカルも見ているんですけど、映像になった時のスケールアップ感というか、実際の街で撮影している説得力」と本作の魅力を興奮気味に語った。

また、「3回くらい泣いちゃいました」という城田は「冒頭のシーンは立ち上がって拍手したくなる」、「心が躍って鷲掴みにされて、引っ張られて、感情がぐらぐらになっちゃう」と本作の世界に入り込んだ様子で「あと2時間半くらい見れます」と大絶賛し、「この映画を通して、ミュージカルってすごいんだなと感じていただけたら嬉しい」と語った。

そんな城田は、本作の原作、作詞・作曲、製作を担当し、さらに原作となったブロードウェイミュージカル『イン・ザ・ハイツ』では主演として舞台にも立ったリン=マニュエル・ミランダについて「憧れ。すごい人」と言い、「自分もクリエイターとしての部分を育てて、自分が作った作品で人に感動を届けたい」と思いを語った。

続けて、「水面下で計画はしているんです。ミュージカルとかミュージカル映画を作ってやっていこうと」という城田は「アイデアとプロットみたいなものができていて。言えないんですけど、協力してもらっていて…実現するかどうかはこれからの話なので、今は土台のアイデア固めをしていて。『イン・ザ・ハイツ』ともリンクする部分があって、もしも数年後、僕が作品を表に出すことができて、今の状況のまま進んでいったら『ウソでしょ!?』ってなると思います(笑)」と明かした。

さらに「日本のリン=マニュエルみたいな人になりたい」という城田は「見た人、聞いた人がポジティブになれたり、世代を問わずたくさんの方たちに光だったり希望だったり、いろんな感情を通して、生きるっていいことだな、素敵なことだなと。僕は『イン・ザ・ハイツ』を見て、“生きるって捨てたもんじゃないな”というメッセージを感じていて、同じようなものを届けられたらいいなと思っています」と

【写真・文/編集部】

映画『イン・ザ・ハイツ』は2021年7月30日(金)より全国で公開!
監督:ジョン・M・チュウ
出演:アンソニー・ラモス、コーリー・ホーキンズ、レスリー・グレース、メリッサ・バレラ、オルガ・メレディス、ジミー・スミッツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
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