M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』が全米で公開され、初登場No.1を記録、また公開に先駆けて行われたNYプレミアに監督、キャストらが登壇した。

『シックス・センス』(99)や『スプリット』(17)などの話題作を次々生み出すスリラー映画の名手M.ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』。本作のテーマは、“時間”。バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、[時間]が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われ、謎を解かなければ脱出できない家族の恐怖とサバイバルを描く。ビーチに訪れる一家の父に実力派ガエル・ガルシア・ベルナル、トーマシン・マッケンジー、アレックス・ウルフ、エリザ・スカンレンなどフレッシュな俳優や、ヴィッキー・クリープスが出演する。

7月23日(金)より全米で公開された本作だが、7月23日(金)~7月25日(日)の週末3日間で1,651万ドル(約18億2270万円、7月26日付けBox Office Mojo調べ)を稼ぎ、初登場No.1となった。

本作の全米公開に先駆けて7月19日[現地時間]にニューヨークでプレミアイベントが開催され、本作のメガホンをとったM・ナイト・シャマラン監督ほか、ビーチに訪れる一家の父親役を演じた主演のガエル・ガルシア・ベルナル、アレックス・ウルフ、エリザ・スカンレン、トーマシン・マッケンジーらが、本作の舞台となるビーチをイメージした砂が敷き詰められた“サンドカーペット”に登場した。

砂のレッドカーペットについて“素晴らしい”と笑みを見せたガエルは「このような機会でプレミアを開催出来るのは素晴らしいことだよ。僕自身はよく劇場に足を運んでいるんだ。メキシコでは劇場が営業しているからね」と、コロナ禍で長期間多くの人が劇場から離れていたが、劇場が再開し本作を多くの人が劇場で観ることに期待を寄せた。また、シャマラン監督の作品でのお気に入りのポイントについて問われると「監督は真の映画人そのものだ。物事へのアプローチ、映画に関する知識や言語を自由自在に操ることが出来る。多くの試みをしてそれを随所に活かしている。創造力に満ちた雰囲気づくり、世界観を現場にもたらす方法を知っている。リスクも伴うけどリスクを冒してチャレンジしていかないと良いものは生まれないと思う」と魅力を明かした。

シャマラン監督もまた「このプレミアの開催日を選んだ時はまだコロナ禍で、上手く行くことを願っていたよ」と、プレミアを無事に開催することができたことに安堵の表情を見せながら、「劇場での映画鑑賞が最高のアートである理由は、1つの空間で観客同士が影響しあうなどたくさんある。1人で映画鑑賞、読書をしても自分自身の世界観や感想しか生み出さないが、500人以上の見知らぬ人と鑑賞することで色々な視点を共有することが出来る。集団の世界観は素晴らしく、13歳の少女だって50歳の男性に影響を与える。例えば少女が何かに笑っていたら男性は笑うところなのか?と考え始める。反対に男性は13歳では考えが及ばない深い何かのヒントに繋がる考えに辿り着くかもしれない。皆が互いに影響し合う。こうやって集まれるということは素晴らしいことだ」と、劇場体験がもたらす素晴らしさについて語り、本作を多くの観客に観てもらえること、そして多くの観客が同じ空間で作品を鑑賞することによって新たな映画の視点を考えるきっかけを与えあうことに期待を寄せた。

映画『オールド』は2021年8月27日(金)より全国で公開!
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ヴィッキー・クリープス、アレックス・ウルフ、トーマシン・マッケンジー
配給:東宝東和
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