濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』が1月10日[日本時間]に発表された第79回ゴールデングローブ賞において、非英語映画賞を受賞した。

本作は、商業映画デビュー作『寝ても覚めても』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝いた黒沢清監督『スパイの妻<劇場版>』では脚本も担当した濱口竜介監督の最新作。妻を失い、喪失感のなかで生きる舞台俳優の家福と、寡黙な専属ドライバーみさき。愛車サーブを通して出会った孤独な2人が、一筋の希望にたどり着くまでを描く心揺さぶる物語。西島秀俊を主演に迎え、三浦透子、岡田将生、霧島れいから実力派俳優陣が集結。

1月9日[日本時間]に発表された第56回全米批評家協会賞で、作品賞、監督賞(『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』の2作品に対して)、脚本賞、主演男優賞(西島秀俊)の主要4部門を受賞した『ドライブ・マイ・カー』。続く10日[日本時間]に発表された第79回ゴールデングローブ賞でもノミネートされていた非英語作品賞(旧・外国語映画賞)を受賞した。

非英語映画賞には、『Hytti Nro 6(原題)』(フィンランド、ロシア、ドイツ)、『ドライブ・マイ・カー』(日本)、『The Hand of God』(イタリア)、『A Hero(原題)』(フランス、イラン)、『Madres paralelas(原題)』(スペイン)の5作品がノミネートされていた。

なお、『ドライブ・マイ・カー』は第74回カンヌ国際映画祭での脚本賞/国際映画批評家連盟賞/AFCAE賞/エキュメニカル審査員賞受賞をはじめ、国内外で数々の賞を受賞。さらに、2月8日[現地時間]にノミネーションが発表される第94回アカデミー賞の国際長編映画賞部門ショートリスト(15作品)にも入っており、ノミネートに期待が高まっている。

映画『ドライブ・マイ・カー』
監督・脚本:濱口竜介
出演:西島秀俊、三浦透子、霧島れいか/岡田将生
配給:ビターズ・エンド
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会