松山ケンイチ×長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の特報映像が解禁され、主題歌を森山直太朗が担当することが発表された。

本作は42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る社会派エンターテインメント作品。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは松山ケンイチ。斯波と対峙する検事・大友秀美を長澤まさみが演じる。監督・脚本を務めたのは前田哲。

今回、本作の初映像として連続殺人犯・斯波(松山ケンイチ)と真相を追う検事・大友(長澤まさみ)が対峙する緊迫の特報映像が解禁された。また、本作の主題歌に森山直太朗の新曲「さもありなん」が決定した。

「僕は42人を“救いました”...」そう語るのは、介護士でありながら42人を殺害した連続殺人犯・斯波宗典を演じる松山ケンイチ。相対するは、連続殺人犯を裁くため立証する検事・大友秀美役の長澤まさみ。自分のしたことを「殺人」ではなく「救い」だと主張する斯波は白髪でただならぬ過去をもつような佇まいとその信念をもった真っ直ぐな目つきで大友に言葉を浴びせる。大友は斯波の一つ一つの言葉に押されながらも正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンが特報映像で描かれている。

主題歌は聴く人の心に残る数々の名曲を生む森山直太朗が担当。本作のために書き下ろされた新曲「さもありなん」はアコースティックギターのやさしく、繊細な音色が印象的なバラード。森山本人が「普遍の優しさから⽣まれた⼀曲」と語る楽曲が本作にどのようにしてマッチしていくのか、松山ケンイチと長澤まさみ、そして、主題歌・森山直太朗がつくりだす社会派エンターテインメントに期待が高まる。

特報映像

森山直太朗(主題歌)コメント

前⽥監督からお話をいただき「さもありなん」という曲ができました。
介護という⼀つのテーマでも⽣きている⼈の数だけ無数の問題と途⽅もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている⽴場によって異なります。
⼤切なのはその「異なり」を寄り添い⾒守ること。
是か⾮か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相⼿の想いを感じること。
「さもありなん」はそんな普遍の優しさから⽣まれた⼀曲です。
泡と化す宇宙の⾔葉。境のない世界になることを願いながら。

森山直太朗

前田哲(監督)コメント

森山直太朗さんに、映画のイメージを掴んでもらうため編集前の一部の映像をご覧いただきました。
森山さんは映画のテーマを深いところで感じとられ、私が思い描いていたものからさらに飛躍させた素晴らしいアイデアを提案してくれました。
森山さんが映画と真摯に向き合ってくださった結果。
映画を大きく包み込んでくれた、真の意味での映画主題歌を作ってくれました。
私は初めて聴いた時の、心にゆっくりと沁みていき魂が解き放たれる感覚を一生忘れません。
森山さんに出会えたことは、映画にとっては必然であり、私にとっては感謝とともに貴重な同志を得た気持ちです。ありがとうございました。

『ロストケア』は2023年3月より全国で公開!
監督:前田哲
出演:松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、坂井真紀、戸田菜穂、峯村リエ、加藤菜津、やす(ずん)、岩谷健司、井上肇、綾戸智恵、梶原善、藤田弓子/柄本明
配給:日活、東京テアトル
©2023「ロストケア」製作委員会 公式サイト:lost-care.com