ディズニープラスが贈る日本初の完全オリジナルファンタジー超大作『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』が2023年冬に独占配信されることが発表された。

11月30日(水)にウォルト・ディズニー・カンパニーが今後予定されている劇場作品と動画配信作品を紹介する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」をシンガポール マリーナベイサンズにて開催され、ディズニーが贈るファンタジーアドベンチャー超大作『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』の制作が発表された。ディズニープラスの手掛ける日本初の完全オリジナルファンタジー作品となる本作では、実写映像で描かれる私たちの“現実世界”と、アニメで描かれるドラゴンが棲む“もうひとつの世界”2つの世界を舞台に物語が繰り広げられる。<実写>と<アニメーション>の融合という新しい映像表現を取り入れ、これまで誰も観たことのない全く新しい物語を日本から世界へ発信する。

ファンタジー超大作『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』は、ディズニープラスで2023年冬に日本をはじめとする世界で独占配信が決定。併せて、本作を手掛ける出演者情報に加え、豪華スタッフ、本作の特別映像&コンセプトアートが解禁された。

実写で描かれる<私たちの現実世界>と、アニメで描かれる<ドラゴンライダーたちが住む異世界>、2つの世界で描かれる本作の主人公は、現実世界で生きる女子高生ナギと、ドラゴンたちの“声”を聴き、心を通わせる“ドラゴンライダー”たちが活躍する異世界に暮らす少年・タイムの2人。

ナギは空を飛ぶ白昼夢をよく見ており、どこか周囲に馴染めず生きづらさを感じている。ナギを演じるのは、女優の登竜門として、数々の人気女優が出演してきた大塚製薬「ポカリスエット」のCMに抜擢され、その後映画やCMに出演して活躍している新進気鋭の女優・中島セナ。

そして、タイムはドラゴンライダーであるにも関わらず、ドラゴンの声を聴けない落ちこぼれの少年。そのタイムを演じるのは、演技未経験ながら映画『MOTHER マザー』のメインキャストに抜擢され、第44回日本アカデミー賞 新人俳優賞数々の賞を受賞するなど鮮烈なデビューを飾り、今年公開された『マイスモールランド』では、第72回ベルリン国際映画祭に出品されるなど、国内外から注目を集める俳優・奥平大兼。

さらに、ナギの親友で学校の友達と馴染めないでいる彼女を気遣うソンを、10代でパリコレクションやルイヴィトンランウェイを歩くモデルとしても活躍し、今作が初演技となるエマニエル由人が演じる。そして、タイムが憧れるドラゴンライダーのアクタを、近年、『るろうに剣心 最終章』で演じた雪代縁をはじめ、今後の待機作に「聖闘士星矢」のハリウッド実写化『ナイツ・オブ・ソディアック(原題)』で主人公 星矢を演じるなど、日本だけでなく世界で飛躍する新田真剣佑が演じる。出会うはずのなかったナギとタイムの出会いによって、どんな冒険が始まるのか―。

そして本作の目玉の一つである<実写>と<アニメーション>の融合を国内外で高い評価をえる二人の監督が手掛ける。作品全体の監督を務めるのが、大手企業のCMを担当し、その後『東京喰種 トーキョーグール」などの映画でメガホンをとった萩原健太郎。萩原健太郎監督は今回のプロジェクトについて「子供の頃から大好きなファンタジー作品を同じくらい大好きなディズニーで、しかもオリジナルで制作できるなんて僕自身まだ夢の中にいるようです。」とコメント。

そして、アニメーション監督を務めるのは『映画 プリキュアオール スターズDX1 ~ 3』、『スマイルプリキュア!』『劇場版ONE PIECE STAMPEDE』などの数々のアニメ映画を監督した大塚隆史。大塚隆史監督は「日本の2Dアニメーションがこれまでに培ってきた技をふんだんに込めて、アニメーションらしい世界観を表現し、面白い形での実写との別世界観を演出し、それぞれの異なった世界で存在する者同士が交流する不思議さを楽しんでいただけたらと思います」と語った。

さらに、キャラクター原案・コンセプトアートを務めるのは世界累計発行部数が4100万部を超える「約束のネバーランド」(集英社 ジャンプコミックス刊)の作画を担当した出水ぽすか先生。出水ぽすか先生は本作の制作について、「普段から好きなドラゴンたちのいる壮大なファンタジーの世界を土台に、これまであまり描いてこなかった東洋の民族テイストをかけ合わせたような不思議な組み合わせの世界観にワクワクしながら制作しています。」と、実写とアニメの融合という世界観に自身も期待が高まっていることを明かしている。また、アニメの制作を担当するのは『攻殻機動隊』シリーズ、『PSYCHO-PASS サイコパス』を始め、昨年からディズニープラスで独占配信が開始された『スター・ウォーズ:ビジョンズ』の「九人目のジェダイ」を手掛けたProduction I.G。

脚本は、萩原健太郎監督とともに「Spectacled Tiger」で共同脚本を務めNHK BS プレミアムドラマ「嘘なんてひとつもないの」はATP 奨励賞を受賞した藤本匡太、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞®︎国際長編映画賞を受賞した大江崇允、『キャラクター』の脚本を務めた川原杏奈が担当。また、プロデューサーは、『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した山本晃久、『未来のミライ』でアカデミー賞®長編アニメ部門ノミネートを果たした伊藤整、ディズニープラス「スター」の『すべて忘れてしまうから』の涌田秀幸が務める。

今回発表の場となった「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」のプレゼンテーションには、本作を代表して、アクタ役の新田真剣佑と山本晃久プロデューサーが登壇。イベント内では、2人から一足早く本作の物語を垣間見ることができる特別映像を世界に向けて解禁された。

映像では、中島セナが演じるナギや、奥平大兼が演じるタイム、新田真剣佑が演じるアクタなどの姿が収められており、キャストたちの撮影の様子に加え、アニメーションの絵コンテを書く様子や、都会のビル群や鬱蒼と木々が生い茂る島や壮大な屋外セットなど、誰も見たことのない世界を作り上げる様子がうかがえる。床に描かれた大きな絵、木で作られたドラゴンの像、ドラゴンと思しき青い謎のキャラクター、なども映し出されており、いったいこれらはどのように物語に関わるのか、より期待が高まる映像となっている。

この映像に登場しているコンセプトアートは、出水ぽすか先生が担当。大空を少年がドラゴンに乗って優雅に飛んでいる姿やドラゴンに乗ったまま弓矢を掲げるドラゴンライダー、空に浮かぶ幻想的な島々が描かれているものなど、躍動感を感じさせるキャラクター、緻密な描写によって創られる独創的な世界観が伝わってくるビジュアルとなっている。映像のラストには、奥平大兼演じるタイムが中島セナ演じるナギに対して、どの国の言語とも異なる言語で話しかける言葉の意味とは―。

特別映像

『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』はディズニープラスで2023年冬に独占配信予定
監督:萩原健太郎
アニメーション監督:大塚隆史
出演:中島セナ、奥平大兼、エマニエル由人、新田真剣佑
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