アンドリュー・ヘイ監督最新作『異人たち』の公開日が4月19日(金)に決定し、併せて予告映像が解禁された。

1987年に出版され、第1回山本周五郎賞を受賞、日本を代表する名脚本家・作家、山田太一作の長編小説「異人たちとの夏」(新潮社刊)を、『荒野にて』(2017)、『さざなみ』(2015)など数々の賞に輝き、世界で絶賛された作品を送り続ける監督・脚本家:アンドリュー・ヘイの手により再映画化した本作。

本作の主人公は、夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人で暮らす脚本家・アダム(アンドリュー・スコット)。12歳の頃に死別した両親の思い出を基に脚本を執筆しており、物語と向き合う中でミステリアスな隣人・ハリー(ポール・メスカル)と出会う。互いの孤独を感じ取り、次第に距離が近づいていく二人…。さらにある日、アダムが幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界したはずの父と母が当時のままの姿で住んでいた。アダムは少年時代の心の隙間を埋めるかのように、両親の元へ足を運んでは、二度と取り戻せないと思っていた心満たされる一時を過ごしていく。

死別した両親との交流、ミステリアスな隣人との恋の行方を描くこの幻想譚は、愛と孤独、喪失と再生、さらにはセクシュアリティーといった根源的なテーマを探求し、観客それぞれの心の奥底にある記憶や郷愁を呼び覚ます。また、琥珀色の光がきらめく35mmフィルムの映像美は、観る者をリアルとファンタジーの狭間へと誘い、幽玄にして心を、そして魂を震わす映画体験をもたらす傑作である事を予感させてくれる。

出演には、「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコット、『aftersun/アフターサン』でアカデミー賞男優賞にノミネートされたポール・メスカル、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のクレア・フォイという実力派キャストが集結。繊細かつリアリティに溢れ、胸を打つ演技を披露する名優たちへの賛辞の声が止まない本作。彼らが魅せる表情の一つひとつにも心を奪われる映像が到着した。

予告映像

『異人たち』は2024年4月19日(金)より公開
監督:アンドリュー・ヘイ
出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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