ジェシカ・チャステイン

『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』の記者会見が11月27日(月)に六本木ヒルズで行われ、主演のジェシカ・チャステインが登壇した。

『ゼロ・ダーク・サーティ』や『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』で2年連続アカデミー賞にノミネートされ、さらに今月末にはアカデミー賞主演女優賞に期待がかかる『MOLLY’S GAME(原題)』の公開が控えるジェシカ・チャステイン。今回、初来日となったチャステインが、記者会見と舞台挨拶に参加した。

大勢の記者を前に行われた会見に登場したチャステインは、今回の初来日について「以前から来てみたいと思っていました。自分にとって本当に大切な作品と一緒にできたことを喜んでいます」と笑顔で挨拶した。本作のオファーを受けたときの気持ちを「(自身が演じる)アントニーナというキャラクターが心に響きました」と振り返ったチャステインは、一般的な武器を用いるヒーロー像とは異なり「愛と思いやりで人を救うことができた。これはいいお手本で、ヒーローが何かを再定義している作品だと思います」と語った。

撮影で実際にワルシャワを訪れたチャステインだが「とてもエモーショナルな体験でした」とコメント、舞台となった動物園は現在も訪れることができ、その訪問について「ダークで悲しい面と、思いやりにあふれた元気づけてくれる体験をできた」と2つの人間性に触れることができたことを明かした。

記者からのハリウッドで注目を集めているセクハラ問題についての質問には「(全員が)発信できるプラットフォームを持てる。うやむやにされないように発信しつづけること」が重要だと語った。また、本作で自身が演じたアントニーナについては「多くのリスクにさらされても正しいと思う行動を取った。その姿を見れば誰にでもできるんだと感じていただけると思います」と語り「私たちが学べるのは排他主義的なことを恐れないこと。そういった意味では今日的な映画なのではないでしょうか」と語った。

本作は、第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで、動物園の園長夫妻ヤンとアントニーナがユダヤ人を動物園に匿い、300名もの命を救った姿を描いた知られざる感動の実話。当時迫害されていたユダヤ人を動物園の檻に匿い、300名もの命を救うという奇跡を起こした夫婦。人も動物も母性で包み込むアントニーナの深い愛情。主人公アントニーナを演じるのはジェシカ・チャステイン。自らの命の危険を冒してでも、ナチス・ドイツに対して勇敢に立ち向かっていった強い信念は絶望の淵へ立たされたユダヤ人たちを勇気づけ、大きな希望となった。本当に大切なものを見つめる心、戦争でも奪えない命の輝きを描いた珠玉の名作が誕生した。

【取材・写真・文/編集部】

ジェシカ・チャステイン

ジェシカ・チャステイン

ジェシカ・チャステイン


映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』は2017年12月15日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国で公開!
監督:ニキ・カーロ
出演:ジェシカ・チャステイン、ダニエル・ブリュール、ヨハン・ヘルデンベルグ、マイケル・マケルハットン
配給:ファントム・フィルム
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