「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の公開ゲネプロが8月30日(金)にEXシアター六本木で行われ、囲み取材に浦井健治と女王蜂のアヴちゃんが応じた。

上演に先駆けて行われた囲み取材で、浦井は「この夏、一日も休まずに朝から晩まで稽古をしてきた」と明かし、共演のアヴちゃんや、バンドメンバーとのタッグに「役者冥利に尽きる」とコメントした。アヴちゃんも「浦井さんでよかったなと感じることがたくさんあった。同じくらい負けず嫌いで、相反しすぎてその距離を尊重しあってる。この2人をキャスティングした人すごいねっていう気持ちがあります」と語った。

また、ヘドウィグ役の浦井は「稽古場でスカートをはいていました。必ず『お股』って(言われた)」と明かし、足を開いて座る癖を注意されたことを明かした。記者から「毛を剃っているんですか?」と質問が飛ぶと、「生えない」と答えた浦井。アヴちゃんも「足の色がきれいなんです」とコメントし、笑いを誘った。

今回、7年ぶりとなる日本公演に臨む2人だが、浦井は「今やる意味、愛ってなんだろう、優しさってなんだろう、いろんなものを考えながら稽古場でも過ごしてきた。自分と向き合うことが重要。自分からは逃げられないし、そういうことがぎっしりつまってる。生身の人間ってこんなに弱いけど、こんなに強いんだ、一人じゃないんだなっていうのが最後につながっていく」とコメント。

最後に浦井は「ものすごくえぐられるところもあると思います。いろんなものを受け取ってもらって、最後にピュアで真っすぐで、人生って少し希望が持てるんだなと思っていただけるものが心に残る気がします。きっと、それをヘドウィグとイツァークは追い求めていたと思います。ぜひ劇場にノリノリで来てもらいたいです」、アヴちゃんは「フラッと来てください。ただじゃ帰しません」と本作をアピールした。

愛と自由を手に入れるために性転換手術を受けたものの、手術の失敗によって股間に「アングリーインチ(怒りの1インチ)」が残ってしまった。男でもあり女でもあると同時にそのどちらでもないロックシンガー、ヘドウィグ。幾多の出会いと別れを経験し、傷つき倒れそうになりながらも己の存在理由を問い続け、“愛”を叫び求める姿を描く。

『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、1997年よりオフ・ブロードウェイで初上演されロングランを記録し世界各地で上演、2001年には映画化され、2014年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出、トニー賞4部門という快挙を遂げた。日本語版公演では、2004年、2005年に三上博史主演で初演、2007年、2008年、2009年には山本耕史主演で全編英語詞の歌唱で話題を呼び、2012年は森山未來を主演に日本を舞台とした新たなヘドウィグ・ワールドを誕生させた。7年ぶりとなる今回の日本公演では、新ヘドウィグを浦井健治が演じ、イツァークには、4人組バンド女王蜂のボーカルとして活躍し、ファッションモデル、ミュージカルにも出演するなど活動の幅が多岐にわたるアヴちゃんが参加。

【写真・文/編集部】

「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」は2019年8月31日(土)~9月8日(日)にEXシアター六本木、9月11日(水)よりZepp Fukuoka、9月14日(土)よりZepp Nagoya、9月20日(金)よりZepp Namba、9月26日(木)よりZepp Tokyoにて上演!