詩と音楽、映像を一つに融合するプロジェクト第四弾『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』のスペシャル特報映像と、6作品のミュージックトレーラーが解禁された。

詩と音楽、映像を一つに融合した「CINEMA FIGHTERS project」の第4弾。今回は6篇全てにGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーが参加。SABU「BLUE BIRD」はドジな兄と陽気な弟とのかけがえのない絆を、新城毅彦「真夜中のひとりたち」はそれぞれ大切な人を喪失した男女が歩く東京の一夜を、山下敦弘「言えない二人」は幼馴染に想いを伝えられない男のもどかしい気持ちを、森義隆「怪談満月蛤坂」は美しい女の幽霊に愛された料理人の怪異を、真利子哲也「COYOTE」は新型コロナ禍で急変する世界を、久保茂昭「水のない海」は他人との関わりを避けてきた青年と中国人留学生との出会いを、監督それぞれの個性あふれる物語が展開する。

先日行われたGENERATIONSの単独ライブ「GENERATIONS LIVE×OFFLINE “Loading...”」にて、会場限定で先行解禁され、本編映像と主題歌楽曲が初公開ということで大きな話題となった6作の物語を紡ぎ出した主題歌によるスペシャル特報映像と、1作品ごとのミュージックトレーラーが解禁された。

スペシャル特報は、新城毅彦監督×関口メンディー作品『真夜中のひとりたち』から、数原龍友(GENERATIONS from EXILE TRIBE)の「笑うしかないトラジディー」で始まる。数原の美しい歌声に載せ、関口メンディーと阿部純子が人通りの少ない夜道を肩を並べ歩き、そしてそっと抱き合うシーンが。阿部が「あったかいけど、孤独やな・・・」とただのハッピーな恋愛ではないことを思わせる切ない映像となっている。

山下敦弘監督×白濱亜嵐作品『言えない二人』から、DEEP SQUADの「そんなことキミに言えない」は、こちらは一変して爽やかで軽やかな楽曲にのせ、白濱と門脇麦というとっても仲良しだけどカップルではないらしい二人。「どうして彼女作らないの」という門脇の無邪気な質問と、白濱の彼女を見つめる瞳には、様々な思いが含まれているのが感じ取れる。森義隆監督×中務裕太作品『怪談 満月蛤坂』から、伶の「散る散る満ちる」では、伶の透き通るような歌声と、どこか和を思わせるメロディーに載せ、板前として華麗にアンコウを捌く中務。筒井真理子扮する女将曰く、中務には“たみ”という仲居の幽霊が憑いているという。中務は妊婦のように大きなお腹に。果たして彼の運命は―。

久保茂昭監督×小森隼作品『水のない海』からはiScreamの「愛だけは・・・」。デリバリー配達員の小森と、絵描きを目指すルナ。他人との関わりを避けてきた彼を、彼女との出会いが変えていく。その様子をiScreamの力強いボーカルが鮮やかに包み込む。続いてSABU監督×佐野玲於作品『BLUE BIRD』から、KAZUKI(DOBERMAN INFINITY)の「あおいとり」。美しい映像と、エモーショナルな楽曲が仲の良い兄弟二人の時間と、そして二人に起こるであろう悲劇を思わせ目頭が熱くなる。

最後に、真利子哲也監督×片寄涼太作品『COYOTE』から、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)の「サクライロ」。初挑戦となった片寄の英語のセリフも垣間見え、コロナ禍でのすれ違いを片寄の甘い歌声が優しく彩るという、6作品それぞれの楽曲と本編映像が一度に解禁となる豪華仕様の映像だ。

そして今回、片寄が歌う「サクライロ」は、2012年に斎藤工が歌唱していた楽曲のカバー。この楽曲は、3.11の震災復興に向けたプロジェクトの一環の一つとして創り出された作品。今回時を経て、新型コロナウイルスの感染拡大という世界的有事の中で生まれた作品『COYOTE』の主題歌として、改めて世に出ることになる。片寄の歌う「サクライロ」と斎藤工がタッグを組んだ取り組みの詳細は後日発表される。全6作品の各ミュージックトレーラーは 公式サイト CINEMA FIGHTERS project公式YouTubeチャンネルで公開。

スペシャル特報映像

映画『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』は2021年秋に公開!
配給:LDH PICTURES
©2021 CINEMA FIGHTERS project