イザベル・ユペール主演『アスファルト』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

第68回カンヌ国際映画祭特別招待作品として上映されて高い評価を得たほか、6月24日（金）より開催される「フランス映画祭2016」にて上映され、さらに主演のイザベル・ユペールが同映画祭の団長を兼ねて来日することが決定している。

俳優・作家としても活躍するサミュエル・ベンシェトリが、パリ郊外の団地で過ごした子ども時代の経験をもとに執筆した自身の小説を原案に監督を務める。出演するのは、フランス映画界を牽引する名女優イザベル・ユペール、国をまたいで活躍するヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ハリウッドから参加のマイケル・ピットと豪華なキャストが名を連ね、さらに監督の息子でジャン＝ルイ・トランティニャンの孫にあたる新星ジュール・ペンシェトリが瑞々しい存在感を見せるなど、個性的な俳優たちの異色な組み合わせに注目だ。登場するのは車いす生活を送るハメになったサエない中年男と訳ありな夜勤の看護師、鍵っ子のティーンエイジャーと落ちぶれた女優、不時着したNASAの宇宙飛行士とアルジェリア系移民の女性。フランス郊外のとある寂れた団地を舞台に、孤独を抱えた6人の男女に予期せぬ出逢いが訪れる―。

今回解禁された予告編では、団地を舞台に6人の男女の出逢いがユーモラスに描かれている。車いすを使った生活を送る中年男と、物憂げな美人看護師。「母親は死んだ」と嘘をつく鍵っ子ティーネイジャーと、全盛期を過ぎた女優。突然不時着したNASAのアメリカ人宇宙飛行士と、アルジェリア系移民の女性。偶然の出逢いが、年齢や職業、国籍を超えて、孤独な心に化学反応を起こしていく―。