『野球部に花束を』の公開記念舞台挨拶が8月13日(土)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、醍醐虎汰朗、黒羽麻璃央、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人、浅野杏奈、飯塚健監督、さらにサプライズゲストとして髙嶋政宏が登壇した。

中学時代の野球部生活に別れを告げ、高校デビューを目指し茶髪に染めて入学した黒田鉄平(醍醐虎汰朗)。夢見たバラ色の高校生活は、うっかり野球部の見学に行ってしまい、あっけなくゲームセット。 一緒に入部した桧垣主圭(黒羽麻璃央)たち一年生は、コンプライアンス全無視の原田監督(髙嶋政宏)や先輩たちに囲まれて時代錯誤で圧倒的不条理な野球部の荒波にもまれていく―。

8月11日(木・祝)に公開を迎えた本作だが、上映後の観客の大きな拍手に「よかったです、幸せです!」と笑顔で挨拶した醍醐。劇中では共に野球部員として出演しているが、「みんな雰囲気が違うし、かっこいい」「みんな坊主だったのに(髪型を)遊ばせてるじゃない?」という駒木根に、「野球部あるある(笑)」と笑う黒羽。「坊主で制服だと同級生に見えたんだけど、改めて見るとみなさんイケメンで」と話す三浦に、醍醐も「麻璃央くんの髪色きれいですね、いいな」と髪型トークで盛り上がり、笑いを誘った。

登壇者の中では一番年齢が若いという醍醐だが、撮影では「みんな終わった後、倒れてたので“やりすぎじゃないの?”と思ったんですけど、でも限界です…。立てなくなって」と言うと、黒羽も「現役の高校球児がやるような練習の披露度だったので、追い込みましたよね、みんな」と撮影の苦労を明かした。

「男性陣が多いのは私自身がラグビー部だったので違和感がない」という浅野だが「年齢の差があるのにビックリで。でも、待合室が教室だったりするんですけど、入ってみると高校時代を思い出すような風景で、年齢関係なく仲いいんだなと伝わりました」と撮影現場を振り返った。そんな浅野は「醍醐さん、めっちゃいい匂いしました。朝ロケバスに乗った時に、醍醐さん乗ってきた瞬間にいい香りがして」と明かし、笑いを誘った。

野球は未経験という醍醐だが、「(醍醐は)最初の練習から出来上がってた。フォームもきれいだったし。(野球を)続けてください」という黒羽に「草野球とかやりたいですね。草野球チーム作りますか?」という醍醐、黒羽も「やろうよ!ユニフォームあるし!衣装さんにお願いして」と盛り上がった。

また、高嶋との共演については「いろいろと(アドリブを)足してくださる」という飯塚監督。そんな高嶋のアドリブに「笑うのをこらえるのが大変でした」という醍醐だが、サプライズでバットを手にユニフォーム姿の高嶋が登壇者に花束を渡しながら登場。劇中さながらの姿に醍醐も「怖いですよ!めちゃめちゃいかついじゃないですか」と笑いながらコメントし、笑いを誘った。

最後に醍醐は「いろいろな人がどこか一つでも共感できる作品です。熱く、クスっと笑えるシーンがたくさん盛り込まれている素敵な映画をみんなで作ったので見に来ていただいてうれしい気持ちでいっぱいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『野球部に花束を』は2022年8月11日(木・祝)より全国で公開!
監督・脚本:飯塚健
出演:醍醐虎汰朗、黒羽麻璃央、駒木根隆介、市川知宏、三浦健人/里崎智也(野球解説者)、小沢仁志/髙嶋政宏
配給:日活
©2022「野球部に花束を」製作委員会