ヨーロッパ企画によるオリジナル⻑編映画第2弾『リバー、流れないでよ』が公開5日目で観客動員数1万人を突破し、併せて著名人からの応援コメントが到着した。

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半タイムマシンブルース』の脚本や、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』日本語吹替版脚本を手掛ける上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画。本作『リバー、流れないでよ』は、世界27か国53の映画祭で上映&23もの賞を受賞した第1弾『ドロステのはてで僕ら』に続き、上田誠が原案・脚本を、映像ディレクターの山口淳太が監督を務める、ヨーロッパ企画制作によるオリジナル⻑編映画第2弾。

6月23日(金)から全国20館で封切られると、TOHOシネマズ日比谷やTOHOシネマズ池袋、TOHOシネマズ二条、TOHOシネマズ梅田、横浜ブルク13、川崎チネチッタでは満席が続出。下北沢トリウッドにおいては、23日(金)から25日(日)まで10回連続満席となった。初週3日間があけ、Filmarks初日満足度ランキングでは第1位に、さらに6月26日に興行通信社が発表したミニシアターランキングでも第1位を獲得した。7月21日(金)からは18館増え、全国38館での拡大公開が決定している。

そして、公開5日目にして観客動員数1万人を突破した。さらに、著名人11人からの応援コメントが到着した。

きっとまた、何度も見たくなるはず!ポイントはあげたらキリがないほど、どれを取っても愛に溢れていて、曇り空を吹き飛ばすほどの何か光を放っているのです。大きな尊敬と拍手を、心を込めて皆様に贈りたいです。
朝倉あき(俳優)

こりゃ凄い…。”繰り返す2分のタイムループ牢獄から脱出せよ!“という神設定。その2分が毎回ワンカットのガチ2分という変態的な大労作。ループに慣れてきちゃって「お前の初期位置どこ?」とか「このターン捨てよ」みたいなこと言いだすの超面白い!
上田慎一郎(映画監督)

二分間で繰り返されるループの迷宮。悩みや戸惑い、苦悩が描かれるのかと思いきやこの作品では、色んな挑戦や希望。夢。楽しさ。
そして、大切な愛と想いが二分間ごとにいろんな顔を見せていく。大雪が降って、大変だ。厄介だと思う大人たちの世界が「多くの日本映画」なら大雪の状況を精いっぱい楽しむ童心のような作品が、この作品だ。日本の映画を見て、童心のような喜びを。そして深い感動を与えられる映画は奇跡だ。この作品には二分間の「奇跡」が詰まっている。その感動でも泣いたが、自分がこの作品に関わってないことが悔しくて泣いた。
植田博樹(TBSテレビドラマプロデューサー)

まったく観たことのないタイプの映画。いわゆるタイムループものの形式をとりながら、ジャンル横断しまくり。かといって雑味はなく、上質なコメディの味わい。僕らの世界でいうと、最先端の感覚スパーシャルとも接続している。色んな出汁が混じり合った雑炊を最後までたっぷり楽しんだあとに流れる主題歌『Smile/くるり』は、予告で聴いたときより深みが増している。同時代に、ヨーロッパ企画という劇団があってくれてほんとにうれしい。この発想の起点は一体何なんだ。何度も唸ったし、何度も驚いたし、何度も笑った。そして何度も、ストレンジな着想を最後まで形にするまで自分もがんばろうと思った。これもある意味タイムループだ。
川田十夢(AR三兄弟)

素晴らしかったです!今まで見てきたループものやタイムリープものって基本的には事件や構造で見せていたのに、この作品はあくまで思考と感情でストーリーを進めていくのに感動しました。全ループにアイディアがあって面白い。そして最後にはしっかりエモーションがある。毎回新しいチャレンジしてるなあ。尊敬します。オススメ!
佐久間宣行(TVプロデューサー)

「世界の」ヨーロッパ企画がまた、やった。としか言いようがない。脚本、演出、演技、カメラワークとロケ場所と天候が(ねらい通りに)奇跡的なマッチングをしてる。平凡な言い方だけど、第二の『カメ止め』があるとしたら、これだと思う。
高橋栄樹(映画監督/MVディレクター)

ああ!違う、そうじゃない!!2分間を数珠つなぎにしてこのヘンな世界を攻略する。ああ、コレ最後まで楽しいやつだ。そう思ったら、あぐらをかいていた自分の好奇心が正座した。この映画の熱量!邦画SFの新定番。
ニイルセン(アートディレクター/美術)

これまでのヨーロッパ企画の映像作品の最高傑作でした。大スクリーンで観るべき作品になっていて、良質なエンタメ作品を観た後の心地良い気分です。やり続ける力、演出も芝居もすべてが進化してます。
本広克行(映画監督)

こんなにミッション無限増殖し続ける映画初めて!トムクルーズが今までコンプリートしてきたミッション数は余裕で超えていく。伏線貼り放題の解消し放題のとんでもない設定の発明、はぁ、面白かった!ネタを作る時、あまりにも突飛な設定は受け入れてもらえないとまったく笑えない、でも、笑ってもらうにはどうしたらいいか?突飛だと止まってるのがもったいないと思うくらいの面白いボケや事件を起こしたらいい、昔養成所でそんな話をされたのを思い出した。しのごのいっとりますが、ただ面白かったって話です。ありがとうございました。
山里亮太(南海キャンディーズ)

まさかの2分間ループ(!?)に捕らわれてしまった人々の群像劇!ヨーロッパ企画さんの演劇のようでありながら、それでいて映画でしか実現しえないアイデアが炸裂した傑作です。ぜひ劇場で!
吉浦康裕(アニメーション監督)

SFと淡いロマンスがこじれて斜めにつながる、2分間の極短ループ。
冬の貴船で起こった会話の数々をふとしたときに思い出し、その度にくすりと笑えます。私の中で今もループしているのかも。
石山蓮華(電線愛好家)

『リバー、流れないでよ』は全国で公開中
原案・脚本:上田誠
監督・編集:山口淳太
出演:藤谷理子
永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成
鳥越裕貴、早織、久保史緒里(乃木坂46)(友情出演)、本上まなみ、近藤芳正